Treyarch Studiosは『Call Of Duty: Black Ops Cold War』のスナイパーライフルM82を強化するようだ。本作のリードゲームデザイナーのTony Flame氏がTwitterの投稿でほのめかしている。また同氏は今後の武器のバランス調整についても方針を述べている。
『Call Of Duty: Black Ops Cold War』では発売後、武器バランスの調整が立て続けに行われた。11月19日はサブマシンガンMP5の弱体化。さらに11月21日のパッチ1.06では、複数の武器のバランス調整、スコアストリークの必要ポイント変更など大幅な調整が入っている。
パッチ1.06ではタクティカルライフルM16とAUG、アサルトライフルのFFAR 1が弱体化されたことが大きなポイントである。M16とAUGは3点バーストが特徴で、これらの銃は有効射程の減少、ダッシュ後の撃ち初めまでの時間の増加、バースト間のディレイの増加、リコイルの増加といった弱体化を受けた。FFAR 1は有効射程が減少し、リコイルが増加した。
パッチ1.06ではスナイパーライフル全般にも調整が入っている。パッチノートによるとダッシュから射撃までの時間を調整。各ショットがよりパワフルに感じられるように射撃時の移動速度を調整。それぞれの銃の個性を出すため、覗き込み時の揺れを改善するバレルアタッチメントを微調整。具体的にはダッシュから射撃までの時間は増加し、射撃中の移動速度は減少したようだ。
TreyarchのリードゲームデザイナーTony Flame氏は、パッチの配信後にTwitterで気になる投稿を行っている。スナイパーライフルM82と、車を磨く画像だ。「磨く」にあたる英語「buff」と、バランス調整によるアイテムの強化「バフ」をかけたダジャレなのだろう。次にバランス調整が入るのはM82ということになりそうだ。M82はセミオートで射撃できるスナイパーライフル。覗き込みが遅く、反動も大きい。ほか2種類のスナイパーライフルに比べて扱いづらい部類だろう。レベル55で解放されるためか人気も控えめな銃となっている。
さらにTony Flame氏は武器を「バフ」するか「ナーフ」するかのバランス調整の方針についてもTwitterで見解を示している。氏によればTTK(Time to Kill)が最優先で、長期にわたってTTKを維持することが重要なのだという。TTKとはゲーム内でほかのプレイヤーを倒すまでにかかる時間を表す指標。ある武器がTTKの基準値を大きく超えている場合、TTKを考慮して弱体化を行う。また同様に強化を行うこともあるそうだ。理論上キルタイムが早く、実際にマルチプレイで猛威を振るっていたM16とAUGが弱体化されたのもうなずける。
『Call Of Duty: Black Ops Cold War』のパッチノートは、こちらから読むことが可能。TreyarchはTrelloにて本作の開発状況を共有しているため、さらに詳細な情報はこちらから確認できるはず。また新マップ「Nuketown ’84」は11月24日(現地時間)配信予定だ。