『原神』Ver.1.2の内容をリークしたプレイヤーをmiHoYoが厳罰措置。Ver.1.1「迫る客星」の誤算に続き、苦い痛手受ける
miHoYoは11月20日、オープンワールドRPG『原神』Ver.1.2の内容をリークしたプレイヤーに対し法的措置をとっていることを発表した。本件についてはFacebookおよび公式サイト上でアナウンスされている。
『原神』は11月11日、Ver.1.1「迫る客星」を配信したばかり(関連記事)。新規キャラクターの実装や都市評判システム実装など、さまざまな要素が追加された。すでに次回アップデートとなるVer.1.2の開発も進行しており、一部地域にてVer.1.2のクローズドテストがおこなわれていた。テストに参加したプレイヤーは全員、miHoYoと参加した秘密保持契約を締結していたという。
ところが、一部プレイヤーがテストサーバー内容のリークしていたことが判明。日本語アナウンスにおいては、「該当するプレイヤーへ契約違反に対する勧告および対処」したと伝えられている。一方、英語版のアナウンスにおいては「違反プレイヤーに対して訴訟を起こすための手続きをすでに進行している」と記載されており、情報を伝播したユーザーに対し法的措置をとった可能性が高い。Facebookでは該当ユーザー2名の情報が伏せ字にて公開されており、Celestiaサーバー・アメリカサーバーのプレイヤーがmiHoYoからの勧告を受け取っているようだ。
miHoYoはアナウンスにて、テストサーバーの内容はまだ開発中のものであり、正式な内容ではないことを強調。情報のリークは運営開発チームの成果を失うだけでなく、はじめて新しいバージョンを体験するプレイヤーの喜びも奪ってしまう行為だと訴えた。今後はより一層テストサーバー内の情報リークなど、契約違反行為に対して厳重な処置をおこなっていくとして、ユーザーに改めてリークや伝播への加担を控えるように要請した。
今回の処断については、Ver.1.1リリースにおけるmiHoYoの苦い失敗が関係していそうだ。「迫る客星」は11月11日にリリースされたものの、その情報はほとんどすべて配信日を待たずしてリークされていた。続くVer.1.2でもいきなり同じ轍を踏むかたちとなってしまったことから、特に厳しいアクションを起こすこととなった経緯がありそうだ。
『原神』は、PlayStation 4/PC/iOS/Android向けに配信中。本件に関する公式サイトの日本語アナウンスはこちらから、Facebookの英語アナウンスはこちらから確認できる。