Valveは11月19日、Steamクライアントのベータ版アップデートを実施。PS5向けコントローラーDualSenseの対応を進めた。従来のDUALSHOCKをベースとしながら、ハプティックフィードバックやアダプティブトリガーなど、さまざまな機能が搭載された次世代コントローラー。Steamでも動作するように、徐々に調整されていっているようだ。
PS5がリリースされすぐさま、ValveはDualSense対応を開始した。もともとPS4向けのDUALSHOCK 4は手厚くサポートしているほか、幅広いコントローラーサポートを推し進めている背景がある。11月13日には、ひとまずコントローラーとしての認識がされるようになり、ボタンやスティック操作がサポートされた。しかし、DualSense特有の機能はお預けであった。
※ 11月14日時点での動作
11月18日には、そうした特有の機能に部分対応している。DualSenseのLEDやトラックパッド、振動やジャイロ機能への対応を果たしている。さらには、トラックパッドやジャイロを用いたスワイプ操作もサポート。さらに19日にもアップデートが実施され、Bluetoothを介した振動に対応。また振動における激しさも緩和され、振動機能を有効にしている際に、外部オーディオをもとにしたハプティックフィードバックを生成可能となった。DUALSHOCK 4ほどの充実したサポートにはなっていないもの、着々とDualSenseがSteamで使えるようになってきているようだ。
なお同じく次世代機であるXbox Series X|S向けコントローラーについては、ベータ版で同じくサポートされ始めている。SteamではXbox Oneコントローラーと認識されるほか、2つのコントローラーに分かれて表示されるという特有の現象も解消。こちらもサポートおよび改善が進められている。両次世代機コントローラーが、Steamにてフルサポートされる日を楽しみにしておこう。