ジェームズ・ボンドの起源を描く『Project 007(仮題)』発表。『HITMAN』シリーズ開発元が手がける

デベロッパーIO Interactiveは11月19日、『Project 007(仮題)』を発表した。対応プラットフォームはPCおよびコンソールで、発売時期は未定。

ステルスアクションゲーム『HITMAN』シリーズで知られるデベロッパーIO Interactiveは11月19日、『Project 007(仮題)』を発表した。対応プラットフォームはPCおよびコンソールで、発売時期は未定。

『Project 007』は、映画や小説でおなじみ「007」シリーズをもとにした新作公式ゲームだ。IO Interactiveが、『HITMAN』シリーズでも使用している独自エンジンGlacierを用いて開発し、自ら販売も担当する。本作では、主人公であるジェームズ・ボンドにまつわる完全オリジナルの物語を用意。プレイヤーは、世界中の誰もが知るシークレットエージェントとなり、ボンドの起源となるストーリーを体験しながら、00ナンバーのコードネームを得ることとなるという。

「007」のゲームというと、2012年発売の『007 Legends』以来しばらくリリースが途絶えていたが、突如新作の開発が発表されたかたち。シリーズの中では『ゴールデンアイ 007』などの作品が知られており、映画版の内容をなぞる作品が多かったが、本作では権利元のMGM/EON Productionsと密接に協力しながら独自の物語を描く。IO InteractiveのCEO Hakan Abrak氏は、ジェームズ・ボンドの世界にて創造性を発揮し、同スタジオとしてこれまででもっとも野心的な作品にすると意気込む。またMGMのRobert Marick氏は、IO Interactiveは没入感のあるストーリーテリング制作に長けており、この伝説的なフランチャイズに新たな一面をもたらすだろうとコメントしている。

なお、開発元IO Interactiveは、『HITMAN 3』の発売を2021年1月に予定している。『Project 007』の開発は、すでにデンマークとスウェーデンのオフィスにて始まっているそうだが、同スタジオは公式サイトにて、本作を開発するための優秀なスタッフを現在も募集中。『HITMAN 3』のリリースを待ってから、開発を本格化させていくことになりそうだ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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