『Call of Duty: Black Ops Cold War』にてMP5を弱体化させるバランス調整実施。右も左もMP5な状況を改善
Treyarch Studiosは11月19日、『Call of Duty: Black Ops Cold War』のバランス調整を行うアップデートを配信した。マルチプレイモードで人気のMP5の有効射程が減少し、反動が増加したことで弱体化された。
Treyarch Studiosは公式Twitterで、MP5への弱体化を発表した。具体的にはMP5の有効射程距離を33%減少させ、初期反動へも調整を入れたという。意図としては、MP5だけでなくほかの4種類のサブマシンガンも試してみてほしいとのこと。
MP5は『Call of Duty: Black Ops Cold War』のマルチプレイモードにて、きわめて人気な武器のひとつ。発射レートが高く、反動も小さい。また有効射程も長く、取り回し安い。サブマシンガンらしく近距離はもちろん、中遠距離まで柔軟に対応できてしまう武器だ。装弾数がデフォルトで30発と若干少ないが、すぐに40連マガジンを解放できる。少し尖った性能のほかのサブマシンガンと比べ、MP5はこれといった弱点のないサブマシンガンである。
さらにゲームの序盤から使用できることも、人気の理由である。MP5以外にも強力な武器は、すでにいくつか発見されている。アサルトライフルではFFAR、タクティカルライフルではAUGなどが候補に上がるはず。しかしこれらの武器は、マルチプレイモードでレベルをそれなりに上げないと解放できない。
その点、MP5は強くかつ初期から解放されおり、マルチプレイモードで使いやすい武器だ。また武器のレベルを上げると、便利なアタッチメントも解放されていく。本作は11月13日に発売されたばかりのため、まずは初期武器MP5のアタッチメントを解放して、装備を整えたいというプレイヤーも多いだろう。海外掲示板redditのコミュニティ内でも、MP5の使用率の高さに不満の声も多く寄せられている。バランスよくまとまった武器だが、結果的にゲームのメタを少なくしていることが批判されているようだ。
本作のゲームデザイナーであるTony Flame氏もTwitterでアップデートについてコメントしている。「ローンチ後の初のバランス調整が配信されました。シーズン1へ向けたパスの作業を進めているため、もっともフィードバックの多かったひとつの銃へバランス調整を絞りました」とのことだ。同氏によるとスコアストリークや武器をはじめとするバランス調整は、12月10日のシーズン1の開始と同時に配信される予定だ。
『Call of Duty: Black Ops Cold War』の今後のアップデートとしては、11月24日(海外時間)に新マップ「Nuketown ’84」が追加予定。12月10日(海外時間)にはシーズン1が開始される。シーズン1では、バランス調整とともに新武器や新ルールが追加予定だ。