THQ Nordicの親会社が、一気に13スタジオを買収。『Redout』や『Shadow Warrior』『Pinball FX』などの開発元が傘下入り


パブリッシャーTHQ Nordicの親会社Embracer Groupは11月18日、ゲームデベロッパー10社を含む計13社を買収することで合意したと発表した。同グループの傘下に入る会社は以下のとおりだ。

・34BigThings
・A Thinking Ape Entertainment
・Coffee Stain North
・Flying Wild Hog
・IUGO Mobile Entertainment
・Mad Head Games
・Nimble Giant Entertainment
・Purple Lamp Studios
・Quantic Lab
・Sandbox Strategies
・Silent Games
・Snapshot Games
・Zen Studios

34BigThingsは『Redout』シリーズなどを手がけてきたデベロッパーだ。Coffee Stain Northは、『Goat Simulator』のCoffee Stain Studiosの姉妹スタジオ。Flying Wild Hogは『Shadow Warrior』シリーズで知られ、現在『Shadow Warrior 3』を開発中である。Zen Studiosは『Pinball FX』シリーズなどピンボールゲームメーカーとして有名で、近年はRPG作品もリリースしている。各社は、THQ NordicやKoch Media/Deep Silver、Saber Interactiveなど、傘下スタジオを統括する立場の企業に所属するかたちで、引き続き独立して運営されていくとのこと。

Embracer Groupは、前身となるNordic GamesからTHQ Nordicに移行して以来、多数のスタジオを買収している。現在では45か国に58のスタジオが存在し、5700人以上のスタッフを抱えているという。業界内でも屈指の規模を誇り、著名スタジオも多い。Embracer Groupは、スタジオ買収を成長戦略のひとつに位置づけており、今後も買収を重ねながら存在感を高めていくことになりそうだ。