PlayStation 5のローンチに合わせて、PS4版と共に発売された『Marvel’s Spider-Man: Miles Morales』。主人公のマイルズ・モラレスが、ピーター・パーカーに導かれながら、もうひとりのスパイダーマンとしてニューヨークの街で戦うアクションゲームだ。
本作のゲームプレイは、前作『Marvel’s Spider-Man』をベースにしながらアクションをさらに拡充するなどし、高い評価を獲得している。一方で、発売直後ということもあってか、いくつかバグが存在している模様。中でも、マイルズがさまざまな姿に“変身”するバグが注目を集めている。海外メディアPolygonなどが報じている。
SNSやYouTube上には、『Marvel’s Spider-Man: Miles Morales』のバグ映像が数多く投稿。その中では、段ボール箱・ゴミ箱・レンガブロック・街灯などが、キャラクターになったかのように動き回っている。ほかにも机や鉄柵、冷蔵庫などの映像もあり、どうやらマイルズのキャラクターモデルが、街のありふれたオブジェクトに置き換わってしまったようだ。
このバグに遭遇したプレイヤーは、基本的には通常どおりプレイできる模様。ゴミ箱がニューヨークの街をウェブ・スイングしながら高速移動し、レンガが壁をよじ登り、街灯がNPCと会話を交わすとう、なかなかシュールな光景である。もはやスパイダー“マン”ではなくなり、“Spider-Trash”や“Spider-Brick”などと呼ばれる始末。
どのような条件でこうした現象が発生するのかは不明。開発元Insomniac Gamesも、現時点では反応を示していない。以下の映像では、途中で街灯から小さなキューブ状に変わり、そして白い板へと変身を重ねる様子が確認できる。変身した姿のままバトルに突入するとゲームがクラッシュしたという報告も見られるため、イースターエッグの類いではなく、バグであることは間違いないようだ。
本作においてはほかにも、マップをすり抜けて落下したり、マイルズの姿で登場するはずのカットシーンにてスーツを着たままになったり、あるいはプレイ中にPS5本体をレストモードにすると、システムがクラッシュしてしまうという報告もプレイヤーから上がっている。Insomniac Gamesはこうした問題について調査中とのこと。また、ゲームの改善は常におこなっているともコメントしているため、今回見られたマイルズの変身バグも近く修正されることとなるだろう。
『Marvel’s Spider-Man: Miles Morales』は、PS5/PS4向けに販売中だ。