『オーバーウォッチ』任意のロールでの待ち時間を短縮させる「優先パス」を近く導入へ。フレックスキューにてプレイすると獲得可能

Blizzard Entertainmentは11月17日、『オーバーウォッチ(Overwatch)』の開発アップデートとして、ゲームディレクターのJeff Kaplan氏は「優先パス」を開発中であることを明らかにした。

Blizzard Entertainmentは11月17日、『オーバーウォッチ(Overwatch)』の開発アップデートとして、ゲームディレクターのJeff Kaplan氏が解説する映像を公開。近く実装予定の新システムとして、「優先パス」を開発中であることを明らかにした。

今回発表された優先パスは、プレイヤーが望むロールでの待ち時間を短縮させる消費アイテムだ。『オーバーウォッチ』では、タンク・サポート・ダメージの3つのロールから選択して試合に臨むロールキューが導入されている。これは、各ロールのバランスが取れたチームを組めるようマッチングさせる仕組み。ただ、特定のロールに人気が集中した場合、そのロールを選ぶと自ずと待ち時間が長くなってしまう。現状では、ダメージロールが待つ時間が長くなりがちな役割にあたるそうだ。しかし優先パスを使うと、待ち時間が短縮されるという。

優先パスは、フレックスキューにてプレイすると獲得可能。フレックスキューは、タンク・サポート・ダメージの選択をせず、その時必要とされているロールにて試合に参加するシステム。そして、試合に勝っても負けても優先パスを獲得でき、勝てばより多くもらえる。ロールの需要に応じて獲得枚数は変動する模様である。

苦手なロールに割り当てられることもあるだろうが、次の試合では優先パスにより好みのロールにて素早くマッチングできるわけだ。獲得条件にフレックスキューを組み込むことで、結果的に多くの試合でマッチングの短縮に繋がる。なお、優先パスは最大40枚まで貯めることができるとのこと(上限は変更の可能性あり)。優先パスシステムは、まずPTRに実装して不具合をチェックし、そしてライブサーバーに導入する予定だそうだ。これに合わせて、マッチングまでの推定待ち時間の表示も追加するとしている。

今回の開発アップデートではほかに、期間限定イベント「シンメトラのレストレーション・チャレンジ」を11月18日から12月1日にかけて開催することや、リプレイ・ビューアの追加機能、また公式サイトでシンメトラの短編小説を公開していることなども紹介されている。

オーバーウォッチ』は、PC/PS4/Nintendo Switch向けに国内販売中だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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