インディースタジオのBrace Yourself Gamesは11月17日、『Phantom Brigade』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Epic Gamesストア)で、価格は3080円。本作は、ターン制とリアルタイムのゲームプレイを組み合わせた戦略RPGだ。
『Phantom Brigade』の世界では、とある勢力による侵略が進行している。本作にてプレイヤーは、国土を奪われ散り散りになった兵士の一部が結成した、Phantom Brigadeと呼ばれるメックパイロット分隊を率いる。限られた資源をもとに敵と戦い、パーツを獲得してメックをアップグレードしながら、最終的に首都を奪還するのだ。
本作のバトルはターン制で進行するが、敵味方すべてのユニットが同時にアクションをおこなうリアルタイム性を特徴とする。プレイヤーは自らのターンでは、今から5秒後までの行動をまとめて設定することになる。画面下にタイムライン表示があり、その時間軸を動かすことで、敵を含む各ユニットがどのように移動するのかをつぶさに確認可能。これで敵の動きを参考にしながら、自らの各ユニットの移動先と、攻撃や防御などのアクションを決めて実行するのだ。その結果を見届けたら、また次の5秒間の行動を設定するフェーズへと進む。
メックは、銃での遠距離攻撃に加え近接攻撃も可能。銃は種類によって有効射程が異なり、敵との距離に応じてダメージ量も変化する。敵の移動ルートになるべく接近したほうが大ダメージを与えられるだろうが、敵の攻撃にさらされるリスクもつきまとう。このほか、味方ユニット同士での連携を活かすことも求められるだろう。
フィールドには多数の施設が存在し、物理演算によってすべて破壊可能。ターンが進むにつれ、遮蔽物がなくなるなど環境が変化し、アクション中のメックもまた物理演算により破壊の影響を受ける。計画フェーズでは予期できなかった結果に至ることもあり、その都度適応しながら戦術を組み立てていこう。
バトルの合間には、拠点にてメックの修理やカスタマイズをおこなえる。両腕や上下のボディのパーツ選択、そして左右の手に持つ装備の選択によって、メックのパフォーマンスを詰めていくことが可能。パワーやスピード、射程などのほか、オーバーヒートやクールダウン速度も戦場では重要な要素となるだろう。見た目のカスタマイズ要素も用意される。そうして装備を整えたら、ワールドマップにて次なる戦場へと向かうのだ。
『Phantom Brigade』は、PC(Epic Gamesストア)向けに早期アクセス配信中。本作の開発元Brace Yourself Gamesは、ローグライク・リズムアクションゲーム『クリプト・オブ・ネクロダンサー』などで知られるスタジオだ。スタッフは戦略シミュレーションゲームファンでもあり、よりシネマティックな体験を求めて本作を手がけることにしたという。本作の早期アクセス期間は1年ほどを予定しており、1か月ごとにメジャーアップデートをおこなう計画とのこと。なお、正式リリース時にはSteamでも配信するそうだ。