『モンスターハンターライズ』TGS以降の新情報総まとめ。公開映像から本作の魅力を紐解く

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カプコンが2021年3月26日、Nintendo Switch向けに発売予定の『モンスターハンター ライズ』。本作の情報については、大きな発表の場となった9月のNintendo Direct mini、後の東京ゲームショウ2020オンライン以降、TwitterやLINEなどの公式SNSアカウント上で随時公開されている。公開情報の中でも注目を集めているのが「映像見聞録」だ。


映像見聞録では、毎週火曜日と木曜日に撮りおろしの短編動画がSNS上に公開され、本作の魅力が伝えられている。また11月4日に放送された公式WEB番組「カプコンTV!」では、約8分間にわたって新たな実機プレイが公開された。これらの映像には新情報も多く含まれており、首を長くして発売を待つユーザーにとって興味深いものだろう。そこで本稿では、東京ゲームショウ2020オンライン以降の新情報をまとめつつ、公開された映像から紐解かれる本作の魅力について触れていきたい。

シリーズ前作を踏襲した利便性に優れる基本システム

まずは新たな実機プレイ映像について触れていこう。3回目となる実機プレイは、大剣を装備したソロハンターとオトモガルク2匹が傘鳥アケノシルムの討伐に向かう内容だ。映像前半では、モンスター討伐へと向かう過程でオトモガルク騎乗中のアクションがあらためて披露されている。本作では体力を回復する回復薬、スタミナ上限を底上げする携帯食料、武器の斬れ味を回復する研石といった戦闘準備に欠かせない一部のアイテムが騎乗中にも使用可能だ。アイテムの使用手順はLボタンを押している間にアイテムメニューが開かれ、YボタンとAボタンでアイテムを選択、メニューを閉じてYボタンを押すと選択したアイテムを使用するというように、従来シリーズと同様の手順になっている。

このオトモガルク騎乗中のアクションについては、シリーズ前作となる『モンスターハンター:ワールド』にて導入された、特定の小型モンスターに騎乗することができるモンスターライドが骨組みにされているようだ。


また、騎乗中に研石を使用する際には、同じくシリーズ前作にて追加されたカスタムショートカットを用いている。本作でも1枠8種類・計4枠のショートカットが登録できるようで、ZRボタンを押しながらRスティックを傾けることで、アイテムメニューを介することなく瞬時にアイテムが使用できるわけだ。

本作にはこれらのシステムに加えて、移動しながら素材が採取可能、アイテムを使用した際の硬直時間がない、各フィールドエリアがシームレスに繋がっているといったように、従来シリーズからシステム全般が見直された『モンスターハンター:ワールド』からのシステム踏襲が随所でみられる。見直しの結果、従来シリーズから遥かに利便性が高まったシステム群によって、シリーズ前作経験者はもちろん、久しくシリーズ作品をプレイしていないプレイヤーもフラストレーションを感じることなくアクションに没頭できることだろう。


ちなみに、映像内では実際に使用されていないが、大タル爆弾もオトモガルク騎乗中に使用できるようだ。またハンターが持つアイテムの中に「投げクナイ」なる新アイテムが登場している。これは従来シリーズのアイテムである「投げナイフ」が世界観に合わせて置き換えられたものだろう。こういった細かな部分にも和の世界観に沿った変更がなされているようだ。

準備フェーズに変化をもたらす環境生物


映像中盤では、新たにさまざまな効果が加えられたフィールド上の環境生物が紹介されている。蝶のヒャクメマダラを取得するとスタミナ消費が一定時間抑えられ、イッタンモンシロを取得すれば防御力が一定時間上昇する。鳥のヒトダマドリを取得すると、体力や攻撃力などのステータスが上昇する。なお、映像見聞録でもカタツムリのアメフリツブリが紹介されている。アメフリツブリは取得して即座に効果を発揮するものではなく、アイテムのように好きな時に取り出して使用可能な猟具生物と称する分類になるようだ。その効果は、取り出すと回復作用のある液が霧状に吹き出されるという。

これらの環境生物についても、『モンスターハンター:ワールド』で新たに登場した要素となる。しかしながら、シリーズ前作では多くの環境生物が捕獲用ネットを用いて集めるコレクション要素であったのに対して、本作では多くの生物がプレイヤーのステータスに直接影響を与える要素へと変化した。ようは、現地調達するアイテムとも呼べる位置づけであり、結果としてフィールドにおける戦闘の準備フェーズに環境生物を利用するという新たな手段が加えられたわけだ。その影響力は明確に明らかになっていないものの、シリーズの“当たり前”が見直された画期的なシステムといえるかもしれない。

シリーズ過去作においては、大型モンスターの討伐クエストに向けてアイテムを準備していくことが常識化されつつある。このアイテムを準備する過程となる採取や調合は、シリーズにおける醍醐味であると筆者は感じている。多くの手練れのハンターにとっても、ゲーム内における生活感が感じられる要素のひとつといっていいだろう。一方で、その過程を手間に感じるプレイヤーが一定数存在することも事実だ。定番アイテムの大半はショップでも購入できるものの、比較的入手しづらい素材を採取し、採取した素材を調合してようやく入手できるアイテムも存在する。特に素材の在庫が不足しがちなゲーム序盤は、アイテム作成までに多くの時間を要するのだ。

したがって今回の新要素となる環境生物の効果を利用することで、アイテムは一切持ち込み不用とまでは達せずとも、調合や採取などの準備フェーズに要する時間が短縮されるのであれば、多くのプレイヤーにとって非常に有益なものになりそうだ。場合によっては、アイテム無しで強敵となるモンスターの討伐を目指すといった新たな楽しみ方ができるかもしれない。

翔蟲によって拡充されるハンターアクション


映像後半の狩猟においては、今作で初登場となる傘鳥アケノシルムの攻撃パターンや大剣の新アクションが紹介されている。傘鳥アケノシルムは鳥竜であり、体内に溜めた発火性の体液を吐く火属性の攻撃が特徴となるようだ。崖上に発見したハンターに対しても、体系を放って的確な遠距離攻撃を仕掛けている。近距離戦においては、頭の叩きつけや空中に飛び上がりつつ翼で薙ぎ払う広範囲の攻撃、距離が離れたハンターめがけて突進する攻撃パターンが確認できた。空中に羽ばたくと周囲に体液を撒き散らす強力な攻撃を繰り出すようなので、アケノシルムが宙に浮かんだ際は注意を払いたい。対策武器としては水属性の武器が有効になりそうだ。


ハンターアクションについては、大剣装備時における翔蟲を使用した新アクションの鉄蟲糸技が紹介された。その内のひとつがハンティングエッジだ。攻撃の反動で高く跳び上がり、溜め斬りや落下突きへの攻撃に派生する。跳び上がっている間に力を溜めることができるため、強力な攻撃となるだろう。もうひとつの鉄蟲糸技は強化納刀だ。使用すると一定時間攻撃力が強化され、効果発動中は腕が青白く発光する。一撃の威力が高い大剣の攻撃をさらに強大なものにするだろう。


なお、翔蟲を使用した武器共通アクションも披露されている。受け身アクションとなる「翔蟲 受け身」は、体勢を崩した際に翔蟲ゲージを消費することで跳躍し、瞬時に体勢が立て直せるというもの。モンスターの連続攻撃を回避する際に重宝しそうだ。また翔蟲を使用したジャンプ攻撃は、空中で軌道を修正することもできるうえ、その動きも俊敏だ。敵の隙をうかがい素早く近づいて攻撃を仕掛けたり、通常攻撃では届かない部位に攻撃したり、モンスターの強力な攻撃の予備動作を確認したら素早くその場を離れたりと、武器問わず戦略の幅が大いに広がることだろう。本作における翔蟲の導入は、高所を自由自在に飛び回る移動方法のみならず、戦闘面においても大きな変化をもたらす、本作最大の独自要素といえるだろう。

なお、今回の映像を確認した限りでは、翔蟲を使用するアクションの種類によって翔蟲ゲージのリチャージ速度が異なる様子。翔蟲ゲージの残量には常に気を配る必要がありそうだ。以上が、今回の実機プレイで確認できた内容となる。

コミュニケーションによって高まるオトモとの共闘感

さて、最後に映像見聞録の内容に触れていこう。現在公開されている映像見聞録では、オトモに関する新要素が多く公開されている。ソロもしくは二人協力プレイ時に狩りを共にするオトモは、『モンスターハンター ポータブル 2nd G』にて導入されたシステムだ。シリーズを重ねるごとに連れていけるオトモが二匹までに増えたり、サポート技が追加されたりと、その機能は拡張され続けてきた。

本作における拡張はオトモの種類、触れ合いの追加だ。オトモの種類としては、従来シリーズのオトモである猫のアイルーに加えて、犬のガルクが加わった。先述したように、ガルクは移動面においてもサポートしてくれる心強い味方となる。狩猟時においても、口にくわえた武器で攻撃したり、突進攻撃を仕掛けたりと、幅広い攻撃バリエーションでサポートしてくれるようだ。

そして触れ合いは、アイルーやガルクと簡単なコミュニケーションをとることができるものだ。アイルーと猫じゃらしで遊んだり、ガルクにおやつをあげたりすることで、キュートな仕草を堪能することができる。オトモとの触れ合いによって、過去作以上にオトモへの愛着が沸き、狩りを共にする共闘感を高めるものになるだろう。

なお、さらに愛着を持たせるものとして、本作にもオトモのキャラメイクが搭載されている。現状でガルクには5種類の模様、6種類の目、5種類の耳を用意。尻尾も4種類から選択でき、カラープリセット・色相・彩度・明度を設定することで毛の色も細かに変化する。アイルーにも同様の種類が収録されている模様。細かなキャラメイクを施し、協力プレイ時にハンター同士でアイルーを披露し合うこともできそうだ。

ちなみに、ハンターにも細かなキャラメイクが搭載されている。映像内では、肌年齢や筋肉量といった新たな項目名も確認できた。プレイヤーによっては、これらのキャラメイクだけでも数十時間を費やすことになるかもしれない。

このように、多くの情報が随時公開されている『モンスターハンターライズ』。本稿にて、本作の新たな魅力が少しでも伝われば幸いだ。とはいえ発売はまだしばらく先のこと。未公開のモンスターや武器アクション、新たなシステムなど、さらなる魅力を大いに秘めていることだろう。今後も公式SNSアカウントや公式番組で公開される続報に注目しておこう。

ハンティングアクションシリーズ最新作『モンスターハンター ライズ』は、Nintendo Switch向けに2021年3月26日発売予定だ。

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