『マスエフェクト』シリーズ初期三部作のリマスター『Mass Effect Legendary Edition』発表、2021年春発売へ。シリーズ最新作の開発も表明
Electronic Artsは11月8日、『Mass Effect Legendary Edition』を発表した。2021年春に発売予定。対応プラットフォームはPC/PlayStation 4/Xbox Oneで、PlayStation 5/Xbox Series X|Sにも互換対応する。
『Mass Effect Legendary Edition』は、EA傘下のデベロッパーBioWareが手がけたアクションRPG『Mass Effect(マスエフェクト)』シリーズの初期三部作『Mass Effect』『Mass Effect 2』『Mass Effect 3』を、リマスターして1本にまとめた作品だ。物語は西暦2148年から始まる。時間と空間を支配する技術マスエフェクトを発見した人類は遠い宇宙へと進出。そして、主人公のシェパード少佐は、銀河系を巻き込む脅威に立ち向かうこととなる。
同シリーズは、多様な種族の間で描かれる奥深い物語や、プレイヤーの決断によって変わるゲーム展開、またTPSスタイルの戦闘とRPG要素を組み合わせたゲームプレイなどが高く評価された。ちなみに、その後にはシリーズ4作目として『Mass Effect: Andromeda』がリリースされているが、今回発表されたリマスターには収録されない。
今回の発表にてBioWareは、この三部作の膨大な規模のテクスチャやシェーダー、モデル、エフェクト、技術仕様の更新に、長期間取り組んできたことを明かしている。オリジナルをただリメイクや再現するのではなく、ゲームを最新化して、ファンや新規プレイヤーが、オリジナルを可能な限り最善の形で体験できるようにすることが目標とのこと。
『Mass Effect Legendary Edition』には、三部作に収録されていたシングルプレイのゲーム本編とDLC、プロモーション武器、アーマー、パックを収録。すべて4K Ultra HDに対応し、フレームレートも向上するとのことだ。
なお今回の発表に合わせて、BioWareは『Mass Effect』シリーズの最新作を制作中であることも明かしている。プロジェクトはまだ初期段階だそうで、具体的な内容については触れられていないが、同スタジオの“ベテランチーム”が携わっているという。先述した『Mass Effect: Andromeda』の評価が芳しくなかったことも関係しているのかもしれない。同スタジオは、最新作にて目指すビジョンについて語れる機会が早く訪れることを願うとしている。
『Mass Effect Legendary Edition』は、PC/PS4/Xbox One向けに2021年春発売予定だ。PS5/Xbox Series X|Sにも互換対応する。