村防衛ゲーム『ReverseDefenders』発表。瞑想すると強くなる棒人間を配置し、迫りくる敵を殲滅せよ


Libragamesは11月7日、情報番組INDIE Live Expo IIにてタワーディフェンスゲーム『ReverseDefenders』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。日本語に対応し、2021年リリースを予定している。


『ReverseDefenders』は、ユニットを配置して敵から村を守るタワーディフェンスゲームだ。基本ルールはいたってシンプルで、ウェーブ制で出現する敵が押し寄せる村への道中に攻撃ユニットを配置。村へ辿り着く前に敵を撃破していき、すべてのウェーブを守りきればステージクリアとなる。

戦闘パートにおける特徴は、ユニットのモード切替えによる戦略だ。モードは「攻撃モード」と「瞑想モード」の2種類。攻撃モード中はユニットが敵を倒すために攻撃する。一方の瞑想モード中は攻撃を止めてしまうものの、瞑想することでユニットを強化する経験値が得られるのだ。このモード切替えのタイミングが勝負の命運を分ける。攻撃モードばかりではウェーブ後半で戦力不足に陥り、瞑想を欲張りすぎると防衛が間に合わなくなるのだ。敵を倒せるかどうかのきわどいラインを見極め、わずかでも多くの経験値を稼いでいく、本作ならではのスリルが味わえることだろう。また、同じ配置場所の表・裏に2種のユニットが配置可能。スキルの異なるユニットを敵にあわせて交代(リバース)しながら勝利を目指すのだ。


ユニットにはハンターやソルジャー、サムライといった多様なクラスが存在する。一見するとどのユニットも同じキュートな棒人間のように見えるが、ユニットごとに武器イラストやポーズが異なっている。見た目にも楽しく、どのユニットを配置しているのか瞬時に判断できそうだ。

各ステージのウェーブ間にはインターミッションがあり、敵を倒して得た経験値やコインを用いてユニットの強化が可能だ。クラスや派生先によって特色が異なり、どの場所に配置するのかでも戦況が大きく変化するため、プレイヤー独自の戦略が生まれるだろう。なお、マップ画面では宝箱を入手することができ、追加クラスや強化アイテムなどの3つの報酬の中から1つを選択する。これらの報酬選択によっても戦略が変わってくる。さらには、一定のタイミングで戦況を大きく変えるボーナスが得られるという。


本作を手がけるのは、国内のインディーデベロッパーであるLibragames。代表の高橋章浩氏が個人で制作しているという。同氏は、過去にモバイル向けのタワーディフェンスゲーム『伝説のまもりびと』シリーズを手がけている。本作は『伝説のまもりびと』の原作となったFlashゲーム『EightDefender’s』の流れを汲む作品とされており、キャラクターのキュートな外見や奥深い戦略性はしっかりと受け継がれているようだ。なお、楽曲制作は「エアーマンが倒せない」で知られるせらみかる氏が担当している。

ちなみに公式Twitterアカウントでは、新情報発信のほか、モンスター名の募集企画も実施予定とのこと。興味のある方はチェックしてみてほしい。

『ReverseDefenders』は、Steamにて2021年リリース予定だ。