ゲームブック風RPG『いのちのつかいかた』開発中、12月体験版配信予定。ウサギ型獣人となり、自らの選択で物語を紡ぐ


国内の個人デベロッパーだらねこ氏は、ゲームブック風RPG『いのちのつかいかた』を開発中であると発表した。情報番組「INDIE Live Expo Ⅱ」にて告知された。対応プラットフォームはPCのほか、PlayStation 4/Nintendo Switchでのリリースも検討しているという。12月末に体験版のリリースを予定している。また本作は現在パブリッシャーを募集しているとのこと。 
 

 
『いのちのつかいかた』はゲームブック風に選択肢でストーリーが分岐していくマルチエンディングRPGだ。主人公は、ウサギ型獣人の青年ゴーシュ。現在公開されている画面では、ピンクの毛並みをもつケモノの少女と行動をともにしているほか、翼の生えた人型の女性と出会う場面もあるようだ。硬派さと可愛らしさが入り混じった画風の中で、多彩な種族が併存する世界が描かれるようだ。 

本作には見下ろし型のマップを探索する画面と、マップで遭遇したイベントに対し選択肢をセレクトしていくテキストアドベンチャー風のパート、そして選んだ道によってはコマンド式の戦闘に突入するシーンもある。たとえばダンジョン内で敵に出会うと、正面から勝負をしかけるか背後から奇襲をしかけるかの選択肢が出現する。奇襲を選んだ場合はランダムで数値の判定があり、出た目によって成功/失敗の判定が決定。大失敗となった場合はダメージを負ってしまうこともあり、残り体力によってはそのまま死に至る可能性もある。自身のステータスを管理しながら、慎重に行動を選んでいく必要があるだろう。 
 

 
ダメージ判定を切り抜けても戦闘が避けられないケースもある。バトルは王道のコマンドRPG形式で、剣技・魔法・特技といったスキルを使い分けて戦うことになる。また敵から攻撃を受ける際はメーターの表示が確認できる。詳細は不明だが、コマンド入力次第では敵のアタックを避けられるアクション要素もあるのかもしれない。また本作にはクラス(職業)の概念も存在しており、レベルアップで獲得できるポイントを消費することでクラスレベルを上昇。クラスを育成することでさまざまなスキルを習得することができるようだ。 
 

 
本作の選択肢は「プレイヤーの意思をゲームに反映する」ことを念頭に設計しているという。だらねこ氏は本職でもゲームデザイナーを務めており、本作にはキャリアを通じて獲得した「面白さ」に対するこだわりが詰められているそうだ。『いのちのつかいかた』はPCにてリリース予定のほか、PlayStation 4/Nintendo Switchでの配信も検討されている。12月末には体験版の配信も予定しているとのことだ。