PS5ではゲームの難易度などについて、ユーザーのデフォルト設定が可能。本体設定に「ゲームプリセット」を用意
ソニー・インタラクティブエンタテインメントは10月5日、PlayStation 5の利用に関するサポート情報をYouTubeにて公開した。この中で、PS5ではゲームの難易度を、あらかじめ本体側で設定しておけることが明らかになった。
SIEは「PS5 – 推奨する設定」と題した映像を公開した。この中では、PS5のホーム画面の歯車アイコンからアクセスできる「設定」内のいくつかの項目を紹介。3Dオーディオのタイプ設定や、DualSenseワイヤレスコントローラーのハプティックフィードバック・アダプティブトリガーの強さの設定、またPS5本体の省電力設定や、ゲーム・アプリの自動ダウンロード設定などの利用方法を案内している。
この映像の中では言及されなかったが、「セーブデータとゲーム/アプリ設定」のブラウズ中に「ゲームプリセット」の項目の内容が一瞬だけ映っている。この設定では、「自分にあった難易度や操作方法で、新しくゲームを始められます」として、難易度・パフォーマンス優先と画質優先・一人称視点・三人称視点・字幕とオーディオの5つの設定項目が確認できる。
難易度の項目には「ゲームのデフォルト」と表示されているが、これをたとえばイージーに設定しておけば、ゲームの起動時に最初からイージーに設定されているという機能のようだ。アクションゲームなどでは、あらかじめ難易度を選択してからゲームを開始できることは珍しくない。どのゲームであっても、まずはイージーから始めて慣れていきたいという人や、いきなりハードに挑戦するというプレイヤーは、この本体設定を利用するとゲーム側の設定の手間が省ける。
パフォーマンス優先と画質優先の項目は、画質を多少落として高フレームレートを引き出すか、フレームレートは抑えめにしてより高い画質・解像度を優先するかの設定だろう。こちらも、通常はゲーム側の設定でおこなうが、いつもどちらの設定を利用するかを決めている人なら、本体側で指定してしまった方が効率的である。一人称視点・三人称視点の項目については詳細は不明だが、操作方法に関する設定だと思われる。字幕とオーディオは、ゲーム内の言語設定だろうか。
なおこれらの設定は、ゲームプリセットに対応しているゲームにのみ反映されるとのこと。また、設定がどのように適用されるかは、ゲームによって異なるという。
SIEはこのほか、PS4で利用していたアカウントをPS5に移行する方法や、後方互換するPS4ゲームのデータをPS5本体に転送する方法を紹介する動画も公開中。PS5を初めて利用する際に役立つ情報となっているため、PS5を予約済み、あるいは購入予定のある方はぜひチェックしておこう。
PS5は、11月12日に発売予定だ。