『バイオハザード ヴィレッジ』PS5版の目玉要素が明らかに。現時点では縦マルチ未発表の、次世代恐怖体験


カプコンはPlayStation公式サイトにて、『バイオハザード ヴィレッジ』PS5版に搭載される要素を明らかにした。『バイオハザード ヴィレッジ』は2021年に発売予定の、『バイオハザード』シリーズ最新作。PS5でプレイするにあたっては、どのような恩恵が受けられるのか。その一端が明らかにされている。

『バイオハザード ヴィレッジ』では『バイオハザード7 レジデント イービル』の出来事から数年後、主人公イーサンの新たな冒険が描かれるという。悪夢を生き延び、妻のミアと平穏な生活を送っていたイーサン。その幸せは奪われ、再び死地へ向かうことになる。一人称視点操作という点は引き継がれつつも、閉塞感漂う屋内エリアの多かった『バイオハザード7』のベイカー邸と違い、よりスケールの大きい閑村が舞台となる。そこで描かれるのは未知への恐怖。新たなクリーチャーとの遭遇だけでなく、閑村の表面を見るだけでは知り得ない謎が数多く隠されている。


本作のPS5版においては、レイトレーシングを有効化し最大4K解像度でゲームを楽しめるという。4K解像度については、ダイナミック4Kとのこと。ロード時間については、PS5のSSDのおかげで“ほぼない”そうだ。またDualSenseのアダプティブトリガーによって、武器のトリガーを引く行為やその重みが体感できる。また同コントローラーのハプティックフィードバック技術によって、実際に銃を撃つ感覚をシミュレート。PS5に搭載されたTempest 3Dオーディオ技術と、ゲーム内のサウンドによって、そこにいるような感覚を味わえるそうだ。あらゆる方向から、身の毛もよだつような音が流れるという。なおTempest 3Dオーディオ技術を楽しむには、対応ヘッドフォンが必要である。


『バイオハザード ヴィレッジ』の対応プラットフォームはPS5/Xbox Series X|S/PCで、次世代機向けに開発されていることも特徴だ。PS4やXbox Oneを含む、いわゆる“縦マルチ”がないということを意味している。カプコンは今年9月に、東京ゲームショウ2020のスペシャル番組でPS4/Xbox One向けのリリースも検討していると告知していたものの、現時点では次世代機向けタイトルとして発表されている。縦マルチ展開をしている『サイバーパンク2077』の開発においては、現行機版の最適化に苦労していることが報じられており(PC Gamer )、次世代機に注力することは制作においてアドバンテージも生まれることだろう。PS5だけでなく、Xbox Series X|S版のパフォーマンスについても、気になるところだ。

『バイオハザード ヴィレッジ』は、2021年に発売予定だ。