PS5版『Demon’s Souls』は公式ヒント機能「ゲームヘルプ」に対応、180本以上の映像をヒント収録へ
今月11月12日に発売予定のPlayStation 5のローンチタイトルのひとつである『Demon’s Souls』。フロム・ソフトウェアが手がけ2009年にPS3向けにリリースされたアクションRPGを、PS4版『ワンダと巨像』などを担当したBluepoint Gamesの手によってフルリメイクする作品だ。本作ではビジュアルやパフォーマンスをアップグレードするだけでなく、PS5ならではのアクティビティ機能も活用。公式のゲームヘルプとして、180本を超える映像が収録されているという。
*ゲームヘルプ機能の解説は4分14秒あたりから。
アクティビティは、DualSenseワイヤレスコントローラーのPSボタンを押すと表示されるコントロールセンターから利用できるPS5独自の機能だ。ゲームプレイ中ならゲーム画面にオーバーレイするかたちでカードが並び、特定のミッションに直接アクセスしたり、フレンドがプレイ中のマルチプレイに参加したりなど、さまざまな要素にアクセスできる。そしてPlayStation Plus加入者なら、一部の対応タイトルにてゲームヘルプも参照可能。
ゲームヘルプは、たとえばあるミッション内の特定のアイテムを未取得だった場合、スクリーンショットや映像で入手方法のヒントを示してくれる機能である。海外メディアThe Washington Postへのインタビューに答えたSIEのクリエイティブ・ディレクターGavin Moore氏によると、『Demon’s Souls』には実に180本以上のヒント映像が収録されているそうだ。
どのような映像が用意されているのか、具体的な内容については触れられなかったが、本作では分かりにくい場所にアイテムが配置されていたり、ソウルの傾向によってアクセスできる場所があったりと、ヒントが欲しくなる場面は多い。また、非常に難易度の高いことで知られる本作であることから、たとえばボスの攻略法なども映像で紹介してくれる可能性はあるだろう。
ゲームヘルプを含め、アクティビティのカードはゲームを終了させることなく閲覧できることが特徴だ。そのためMoore氏は、プレイ中のゲームへの没入感を維持したままヒントを参照できるという利点も挙げている。ピンポイントで攻略法を調べられることから、うっかりネタバレを見ずに済むという面もあるだろう。なお、ゲームヘルプはすべてのPS5タイトルが対応するわけではなく、メーカー側がヒントを用意しているかどうかによる。また、先述したとおりPS Plus加入者向けの特典でもある。
ちなみに、PS5ではトロフィーを獲得した際のゲームプレイが自動的に録画される機能が用意されているという。本体に保存された動画やスクリーンショットはコントロールセンターのカードから閲覧でき、SNSに投稿したりフレンドと共有することが可能。ゲームヘルプの助けを借りながらトロフィーを獲得し、その瞬間を友人と共有するといったことも、ゲームプレイの合間におこなうことができるわけだ。
本作についてはこのほか、DualSenseのハプティックフィードバックや3Dオーディオ、高速なSSDによるロード時間の短縮といったPS5の特徴も活用。ネイティブ4K/30fpsのシネマティックモードと、最大4K/60fpsのパフォーマンスモードを選択できることも明らかになっている(Polygon)。
『Demon’s Souls』は、PS5のローンチタイトルとして11月12日発売予定だ。