『CoD: Black Ops Cold War』のシーズン1は12月に開始、『CoD: Warzone』とのコンテンツ共有も開始するも、ゲームエンジンはそのまま


バトルロイヤルゲーム『Call of Duty: Warzone』について、11月13日に発売予定の『Call of Duty: Black Ops Cold War』との“統合”は、12月におこなわれることが明らかになった。また、統合後も同じゲームエンジンを引き続き採用することも明確にされている。

Activision Blizzardは10月29日、2020年第3四半期の決算を発表。その会見の中で、『CoD: Black Ops Cold War』の最初のシーズンは12月から開始し、これに合わせて同作を『CoD: Warzone』に統合する計画であることを明らかにした。すなわち、現在『CoD: Warzone』にて『CoD: Modern Warfare』のキャラクターや武器などが利用できることと同様に、『CoD: Black Ops Cold War』のコンテンツも『CoD: Warzone』に導入されるということだ。

『CoD: Black Ops Cold War』のキャンペーンモードでは1980年初頭の冷戦時代を描いており、当時の武器や装備が多数登場する予定となっている。そうしたアイテムが、『CoD: Warzone』にて使用可能になるということだろう。また、すでに予約特典としてフランク・ウッズがオペレーターとして提供されているが、今後アレックス・メイソンやジェイソン・ハドソン、ラッセル・アドラーなども登場する可能性がありそうだ。


『CoD: Warzone』は、『CoD: Modern Warfare』を手がけたInfinity Wardが中心となって開発・運営しており、その中にTreyarch Studiosが手がける『CoD: Black Ops Cold War』のコンテンツを導入するかたちとなる。両スタジオは異なるゲームエンジンを使用しているが、Activisionのアートリードを務めるShutterMunster氏(ハンドルネーム、認証済み)は、『CoD: Warzone』のゲームエンジンを変更する予定はないとコメントした。

Infinity Wardは『CoD: Modern Warfare』『CoD: Warzone』向けに新たなゲームエンジンを導入し、その基礎的な技術はActivisionの傘下スタジオ間で共有されているという。ただ『CoD: Black Ops Cold War』では、『CoD: Black Ops 3』向けのゲームエンジンに改良を重ねたものを使用し、Infinity Wardの技術の利用は限定的だそうだ(CharlieINTEL)。

海外フォーラムResetEraでは、『CoD: Warzone』への『CoD: Black Ops Cold War』の統合をきっかけにゲームエンジンが変更され、パフォーマンスに影響が出るのかどうか議論に発展。これに対し、Activisionがそうした変更はおこなわないと明確にした格好だ。フォーラムでは、特に巨大なマップと多人数対戦の扱いにおける悪影響が懸念されていたが、そうした心配はないと判明し安堵の声が広がっている。

『CoD: Black Ops Cold War』は、PC/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに11月13日発売予定。12月から最初のシーズンを開始する。