Gearbox Software/2Kは10月29日、『ボーダーランズ3』の最新情報を発信。各種DLCを同梱するアルティメット・エディションを発表したほか、シーズンパス第2弾に含まれる新DLC「デザイナーズ・カットでヒャッハーだ!」のコンテンツ内容に触れた。後者は11月10日に配信される有料DLCであり、新ゲームモード「シュルーティング・スプリー(Arms Race)」が遊べるようになる。デザイナーズ・カットと銘打たれているように、ナラティブではなくゲームデザイナー陣がやりたかったことを優先して作ったというDLCだ。
シュルーティング・スプリーは、新DLC「デザイナーズ・カットでヒャッハーだ!」に含まれるほか、個別購入も可能な新ゲームモード。装備をすべて外され、スキルツリーが無効化された手ぶら状態でスタートし、戦利品を集めながら回収地点へと向かうというもの。アクション・スキルやパッシブ・スキルは使えず、銃撃で敵を倒していくことになる。ガンプレイに焦点を当てているほか、ベテランから新規プレイヤーまで平等な条件で一緒に遊べるわけだ。
銀河でもっとも人気のあるリアリティ殺人番組シュルーティング・スプリーの出場者となったヴォルト・ハンターたちは、パンドラのある地域に位置する寒冷な島を訪れる。殺りくショーの開催地は、閉鎖されたダール社の広大な軍事基地「ストームブラインド・コンプレックス」。ストームブラインドという名称は、基地を絶え間なく襲う「マーダーケーン(マーダーハリケーンの略)」という危険な気候が由来になっているという。
同作のポストローンチ・クリエイティブ・ディレクターのGraeme Timmins氏が「The Borderlands Show: Episode 8」(YouTube動画リンク)にて語るところによると、バトルロイヤルゲームとローグライクゲームの要素を取り入れ、それらのジャンルで得られる体験をどうやって『ボーダーランズ3』で作り出すか、という観点からシュルーティング・スプリーの開発は進められたとのこと。
Timmins氏によると経験値獲得およびレベルアップは通常どおり進行するほか、メイヘム・モードにも対応。ただしメイヘムMODは適用されない。またマーダーケーンによるエリア縮小があるため、1回あたり最大23〜25分のタイムリミットが存在する。エリア縮小のパターンはランダムだが、最終的には必ずボスが待ち受ける中央地点へと向かっていく。エリア縮小を待つ必要はなく、いつでもボスに挑めるとのこと。貴重なエアドロップの落下地点、各エリアでの戦闘などはランダム化されている。
協力プレイにて倒れた仲間は指定されたリスポーン地点で蘇生できるが、パーティーメンバー全員が倒れるとゲームオーバー。迫りくる嵐の猛襲にやられる前に戦利品を集め、全滅しないよう協力しながら回収地点へと向かうのだ。同モードでは20種類以上の新しい戦利品が登場するほか、新しいスキル・ツリー用のクラスMODもドロップ。ラスボスであるヘビーウェイト・ハーカーに勝つと、本コンテンツでしかドロップしない最上級のレジェンダリー武器が手に入るという。ボスを倒さずに終えてもよい。
なお、この殺人番組の司会を務めるのは、エコーキャストのコメンテーターとして活躍するようになったアクストンとサルヴァドールである。『ボーダーランズ2』で操作できたヴォルト・ハンターたちだ。いまはヴォルト・ハンターを辞めて、新たなキャリアを歩み始めた様子。はたしてどのような司会ぶりを発揮してくれるのだろうか。
来月10日に発売される『ボーダーランズ3』のアルティメット・エディションは、シーズンパス第1弾と第2弾を含む『ボーダーランズ3』の全コンテンツを収録した完全版だ。スキンパックの「マルチバース最終形態 スタイルパック」も付属。各ヴォルト・ハンター向けの新たなボディと頭部スキンを追加するものだ。各キャラクターがもしもヴォルト・ハンターにならなかったらどうなっていたかをイメージして作られたものだという。これらのスキンは、次世代機限定版である『ボーダーランズ3』超レベルアップ・エディションにも含まれるほか、すでに超デラックス・エディション、シーズンパス第1弾、シーズンパス第2弾を購入済みのプレイヤーにも付与される。
新DLC「デザイナーズ・カットでヒャッハーだ!」では、各ヴォルト・ハンターの新しいスキル・ツリーも実装。新しいアクション・スキルとパッシブ・スキルによりビルド構築の幅が広がる。アマーラとFL4Kの新スキルの一部はこちら、モズとゼインの新スキルの一部はこちらの公式ページより確認できる。気になる方は、DLCの配信に向けてチェックしておこう。
新スキル・ツリーとシュルーティング・スプリーを含む「デザイナーズ・カットでヒャッハーだ!」は11月10日に配信予定。また全プレイヤー向けの無料アップデートでは、メイヘム・モードに「メイヘム11」が登場。「メイヘム10」の難易度と戦利品をメイヘムMODなしで遊べるようになり、難易度が少し下がる分、ドロップ率もわずかに低下する。なお次世代機版の『ボーダーランズ3』は、11月10日のXbox Series X|S、11月12日のPlayStation 5発売と同時に利用可能に。4K/60fpsを実現するほか、3〜4人でのローカル協力プレイの画面分割にも対応する(公式ブログ)。