ぶっ壊し泥棒サンドボックス『Teardown』Steam早期アクセス配信開始され、早速ヒット中。頭脳と破壊がもたらす泥棒劇

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インディー開発者のDennis Gustafsson氏は10月30日、『Teardown』をSteamにて早期アクセス配信開始した。価格は2199円。現時点では、キャンペーンモードの序盤や、自由に破壊を楽しめるサンドボックスモードが用意されている。早期アクセス期間としては1年以上とされている。

『Teardown』は、一人称視点で展開されるサンドボックス・アクションゲームである。プレイヤーは、泥棒だ。さまざまなマップを舞台に、あの手この手で強盗に勤しむ。本作の世界はすべてボクセルで構築されており、物理演算に基づきあらゆるオブジェクトが破壊可能。大型ハンマーや銃、爆発物、あるいは車両も駆使して、壁や屋根など好きな場所に穴を開けることができる。こうしたギミックを用いて、盗みを完了させるのだ。

マップ内には盗むべきアイテムが複数配置されており、すべて獲得して脱出ポイントにたどり着けばステージクリア。さらに追加目標なども設定されており、そちらを完遂すれば報酬が増加する。


ただし、アイテムを奪った時点で警報が鳴り、60秒後には警備員がやってきてしまう。アイテムは複数の施設の中など広範囲に点在しており、普通にひとつずつ集めていっても到底間に合わない。前もって逃走ルートを用意しておくことが必須となる。つまり、破壊をしながら最適なルートを構築し、華麗に逃走する泥棒ゲームなのだ。クリアに際しては逃走ルートが表示され、タイムも計測される。

本作は、発売前よりクローズドβテストなどが実施されており、コミュニティ内でも好評。破壊要素と泥棒と組み合わせるコンセプトにより期待を集めていた。そうした勢いそのままに、早期アクセス配信開始初日より多くのプレイヤーを集めている。Steamレビューステータスは1000件以上が集まり「圧倒的に好評」。10月30日の同時接続プレイヤー数はピークで8839人を記録し、すでに個人開発作品としてヒットと言える規模になっている。

早期アクセス期間中には、キャンペーンモードのミッションは拡充されていくほか、泥棒ツールや車両が追加されていき、チャレンジモードなる新モードも導入予定。レベルエディターの充実なども予定されている。興味がある方は、購入を検討みるといいだろう。『Teardown』はSteamにて配信中だ。

※ Gustafsson氏は発売日発表もリリース告知も、ゲーム内のメカニクスを使っておこなっている

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国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)