ビーバーたちの都市建設シム『Timberborn』2021年Steam早期アクセス配信開始へ。水道建築の匠としてダムを建設しよう

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インディースタジオのMechanistryは10月27日、都市建設シム『Timberborn』トレイラーを公開した。対応プラットフォームはPC/Mac(Steam)で、2021年Q1(4月〜6月)に早期アクセス配信開始が予定されていることも告知されている。
 

 
『Timberborn』は人類滅亡後の世界を舞台とした都市建設シミュレーションだ。偉大な霊長類亡き今、いったい誰が街を造るというのか。その答えは「ビーバー」だ。強力なアゴで木をかじり倒し、枝を積み上げて川をせき止めてしまうげっ歯類。実は人間以外の生物では唯一みずからの住環境を整備できるアニマルが、持ち前の建築技術を用いてコロニー繁栄を目指すのだ。

本作の世界は壊滅的な水不足に見舞われている。そこで活きてくるのが長年水とともに生きてきたビーバーの技術だ。彼らは川の流れる向きを制御し、ダムを設置し、爆発物を用いて運河を掘ることができる。巧みな水道建築のテクノロジーで、未曾有の時代を乗り切ろう。ただし水の制御も一歩間違うと壊滅的な洪水を招くことになる。精緻で計画的な建築が求められるのだ。
 

 
未来のビーバーは川をせき止めるだけが能ではない。木造機械や建物、モニュメントなど洗練された建築を生み出す事でコロニーを繁栄させていこう。木材が本作におけるもっとも基本的な資源である一方、より先進的な構造物を造りあげる場合は鋼鉄が必要となる。捜索隊を旧世界の遺跡へと送りこみ、利用可能な資源を集めることも重要な作業となる。

コロニーが栄えビーバーが増えるうちに、住居数は死活問題となってくる。居住区となる土地はごく限られているため、重要となるのが「垂直方向」への建築システムだ。組み立て式の建築物を重ねる事で、うずたかいロッジを生み出そう。丘を畑で覆い、電力網を整備する事でも増えゆくビーバーの生活を支えることができる。
 

 
本作には昼夜の概念も導入されており、ビルド次第では夜も眠らぬビーバー街を生み出すことも可能。また都市建設においては生活必需品だけでなく、満足度を向上するアクティビティも生み出すことが必要だ。デコレーションや信仰の場所、さらにはメリーゴーランドまで生み出し、ビーバーたちが心安らぐ故郷を造りあげるのだ。

ビーバーの家族をアンロックしていくことで、それぞれ異なる習性とプレイスタイルを楽しむこともできる。長時間労働に耐えうるビーバーたちや人口を増やすのに特化した一族など、それぞれの特性を活かしたプレイを考えるのも鍵となるだろう。またあらかじめ用意されたマップで遊ぶほか、自分でマップを作ってコミュニティと共有することもできるようだ。
 

 
『Timberborn』は2021年Q1(4月〜6月)ごろ、PC/Mac(Steam)向けに早期アクセス配信開始を予定。Discordでは現在、クローズドβテスト参加者を受け付け中だ。

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