『サイバーパンク2077』発売延期、12月10日発売へ。マスターアップ発表も、そこから延期に


CD PROJEKT REDは10月28日、『サイバーパンク2077』の発売日を12月10日に延期すると海外向けに発表した。これまでは11月19日発売予定だったため、21日間後ろ倒しになるかたちである。

発売延期の理由についてCD PROJEKT REDは、現行・次世代コンソールおよびPC向けに同時リリースすることが大きな挑戦となっているとコメント。本作は、PS4/PS4 ProおよびPS5との互換対応、Xbox One/Xbox One XおよびXbox Series X|Sとの互換対応、そしてPCにStadiaと、合わせて9つのバージョンが存在し、同社はリモートワークにてこれらすべてをテストしているという。

また『サイバーパンク2077』は、開発を進める中でほぼ次世代機向けタイトルといえるほどに進化していったともコメント。それに伴って、すべての要素が正しく機能し、またすべてのバージョンがスムーズに動作することを確かなものにするには、もう少し時間がかかるそうだ。巨大かつ複雑な作品ではあるが、21日間でやり遂げるとしている。

なお、同社は10月5日に本作の開発完了を報告していた。その時点では、コンテンツが揃い完成したといえる状態ではあったが、同社はさらなる改善を続ける考えも示していた。今回の発表ではこの点にも触れ、目指すクオリティのハードルを引き上げてきたという。そうした改善要素は、いわゆるDay 0パッチにて提供するとしている。

CD PROJEKT REDは、素晴らしい作品を手がけていることを実感しているからこそ、最大限に難しい判断であっても受け入れたいと述べる。そして、今回の発売延期をファンに謝罪した。なお本作に関しては、当初は2020年4月16日の発売が予定されており、そこから同年9月17日へと延期。そしてその後、11月19日に発売するとしていた。作品の規模が影響してか、3度の延期が実施されている。

『サイバーパンク2077』は、PC/PS4/Xbox One向けに12月10日発売予定。なお、本稿執筆時点では日本向けの発表はおこなわれていない。追って正式発表があるだろう。

【UPDATE 2020/10/28 2:30】
『サイバーパンク2077』の発売延期が国内向けにも発表されている。