ターン制ストラテジー『Möbius Front ’83』発表。80年代アメリカを舞台に、難解パズル工房がおくる軍事戦略ゲーム
インディースタジオのZachtronicsは10月26日、ターン制ストラテジー『Möbius Front ’83』を発表した。対応プラットフォームはPC/Mac/Linux(Steam)。リリース日は11月6日となっており、19.99ドルでの販売が予定されている。
本作は80年代初頭のUSミリタリーを武器に戦うターン制ストラテジーだ。舞台となるのは1983年アメリカ。合衆国は、別の次元からやってきた「アメリカ」の侵略を相手に自国を防衛する窮地に立たされていた。なぜ彼らはこちら側を脅かすのか、その目的を探りながら敵軍へ立ち向かうことになる。強力な戦車や機動力の高い攻撃ヘリ、長距離砲撃や屈強な歩兵隊など、あらゆる軍事力を駆使してアメリカを守りきろう。
異次元アメリカの謎に迫るシングルプレイヤーのキャンペーンモードは、フルボイスのカットシーンで彩られる。クリアまでは15〜40時間程度の幅が見込まれており、サイドアクティビティのやりこみ具合によって大きく変動するようだ。本編以外にも多彩なサブミッションが用意されていることがうかがえる。また本作には実際の米軍マニュアルが参考にされているという。
「新たなタイプのソリティア」との文言がストアページに光る本作。ベーシックなヘックスタイルを基盤としたターン制ストラテジーに見えるが、そこにはZachtronicsらしいパズル要素も存分に盛り込まれているという。同スタジオといえば錬金術をモチーフとした『Opus Magnum』や工業がテーマの『Infinifactory』など、難解なパズルゲームに定評がある。2019年には公立学校向けに自社作品を無料で配布したことなどでも話題を集め、硬派な知的ゲーム工房との印象が強い。王道のターンベースゲームに、スタジオらしいパズル要素がどのように組み込まれるか注目したいところだ。
『Möbius Front ’83』はPC/Mac/Linux(Steam)向けに、11月6日発売予定だ。