新作でのクロス機能標準化を目指すUbisoft Connect、10月27日サービス開始へ。UplayとUbisoft Clubを統合&拡張する新サービス


Ubisoftは10月21日、同社のリワードプログラムUbisoft Clubと、ダウンロード販売・デジタル著作権管理用デスクトップアプリUplayを統合する新サービス「Ubisoft Connect」を発表した。Ubisoft Connectは、Ubisoftタイトルを遊ぶ全プレイヤーが、使用するデバイスを問わず、ゲーム内のサービス・アクティビティ・コミュニティへとアクセスできる新サービス。Ubisoftアカウントがあれば、PC/モバイルアプリだけでなくUbisoftのゲーム内からも直接アクセス可能。10月27日から順次サービスを開始し、10月29日に発売される『ウォッチドッグス レギオン』が対応新作タイトル第1弾となる。


Ubisoft Connectはクロスプラットフォーム機能の標準化を視野に入れたサービスであり、まずは新規タイトルのゲーム進行をUbisoft Connect内に保存することで、全プラットフォーム間のクロスプログレッションを実現する。クロスプログレッション機能は新作にて採用されるもので、現時点での対象タイトルとしては『ハイパースケープ』『アサシン クリード ヴァルハラ』『イモータル フェニックス ライジング』『ライダーズ リパブリック』がリストアップされている。

なおUbisoft Connect対応タイトルは、改良されたロイヤリティプログラム、ソーシャル機能、コア・期間限定チャレンジ、パーソナライズされたヒントやレコメンド情報を提供するスマートインテルといった各種機能も活用。新たなチャレンジ機能に関しては、10月27日のサービス移行完了後、『フォーオナー』『ゴーストリコン ブレイクポイント』『ディビジョン2』『Steep』といったライブサービスタイトルにて有効化される。『アサシン クリード オデッセイ』『レインボーシックス シージ』も将来的なアップデートによりサポートするとのことだ(Ubisoft Support)。


Ubisoft Connectでは、これまでどおりプレイしているタイトルの成績・進行・パフォーマンスを確認できるのはもちろんのこと、ソーシャル機能やパーソナライズ機能を強化。プラットフォームを問わず、フレンドの状況を確認・比較することも可能に。インターフェイスを刷新した新たなアクティビティフィードによって、フレンドの最新アクティビティ・実績状況も確認できる。なお、これまでUbisoft Clubにて蓄積してきた成績・ユニット(ゲーム内リワードや、Ubisoft Storeで使える割引クーポンのアンロック用ポイント)・XP・レベルは、Ubisoft Connectに引き継がれる。

ただ、Ubisoftの一部旧作についてはUbisoft Connectに移行せず、新サービスの恩恵を受けられない。そこで対象となる旧作のUbisoft Clubリワード、合計1000点以上を一挙アンロックしたとのこと。対象タイトルの起動時にアンロック通知が表示されるという。Ubisoft Clubのリワードが一挙アンロックされる対象作品のリストは、Ubisoft Supportページより確認可能。ただし同リストはすべてのタイトルを網羅したものではないとのことだ。またUbisoft Connectへの移行後、旧サービスとなるUbisoft Clubのチャレンジは無効化されるものの、これまでのデータやリーダーボードは引き続き閲覧できる。


新作『ウォッチドッグス レギオン』ならびに次世代コンソールの発売に向けてサービスをリニューアルするUbisoft。新サービスUbisoft Connectへの移行準備は10月21日から始まり、移行期間中は『アサシン クリード オデッセイ』『レインボーシックス シージ』『Steep』のリワード機能が一時的に停止。その後メンテナンス期間を経て、デスクトップアプリUplayはUbisoft Connectへと更新される。PC/Xbox One/Xbox Series X|S/PS4/PS5/Nintendo Switchで順次展開されていくほか、モバイル版アプリも登場予定。海外向けには、Stadia/NVIDIA GeForce Now/Amazon Luna向けの対応もアナウンスされている。