Ubisoftは10月21日、『アサシン クリード ヴァルハラ』のローンチ後の計画を発表した。発表内容は、有料のシーズンパスに含まれるコンテンツと、無料のアップデートで追加されるコンテンツに分かれている。シーズンパスに含まれる大型拡張コンテンツは2つ。アイルランドに向かう「ドルイドの怒り(Wrath of the Druids)」とフランス・パリに向かう「パリ包囲戦(The Siege of Paris)」だ。
最初の拡張コンテンツ「ドルイドの怒り」は2021年春に配信予定。9世紀イングランドを主な舞台とするゲーム本編とは違い、アイルランドへと移り、ドルイドの「The Children of Danu」カルトの謎に迫っていく。カルトのメンバーを特定し、仕留めていくのだ。ゲール人の神話・民間伝承に触れる拡張コンテンツとのこと。呪われた森や現地の豊かな景観を歩みつつ、ゲール人の王への影響力を高めていく。城砦集落のリングフォートを攻めたり、ダブリンの貿易に影響を及ぼしたりもできるとのこと。
2つ目の拡張コンテンツ「パリ包囲戦」は2021年夏に配信予定。タイトルのとおり、9世紀に起きた「パリ包囲戦」を題材としたコンテンツだ。ヴァイキングの歴史上有名な事件を追体験。フランク王国の歴史上の人物と出会いながら、パリに侵入し、敵の秘密を暴き、時には戦略的な同盟を組み、パリを内部から征服するのだ。肥満王と呼ばれたカール3世のエリート部隊と戦うリプレイ可能なアクティビティも用意されるとのこと。なおシーズンパス限定クエスト「ベオウルフの伝説」に関しては、ローンチ時にアクセスできるという。
ローンチ後の無料アップデートはシーズン単位で配信。12月のシーズン1では、「ユール祭(Yule Festival)」といったシーズンイベントが開催。主人公の拠点となる定住地にて、ヴァイキングが冬至におこなう祝い事ユールを体験できる。定住地を拡張するためのエリアや、新施設の追加も予定。新ゲームモードとして追加される「リバーレイド(River Raid)」は、仲間とともに拠点を侵略する、同作の襲撃メカニックを活かしたもので、リプレイ性が高くハイリスクハイリターンなコンテンツであると説明されている。
またシーズン1ではヨムスヴァイキング機能のアップデートも予定されている。ヨムスヴァイキングは、定住地の兵舎にて選択・カスタマイズできるヴァイキングの傭兵。襲撃に参加する頼もしい仲間であり、他のプレイヤーがカスタマイズしたヨムスヴァイキングを引き入れることもできる。シーズン1では、同機能のアップデートとして、自分が作ったヨムスヴァイキングがXPを獲得してランクを上げていく要素が追加される。ランクが高くなれば、それだけ他プレイヤーに雇われ働いた際に得られる通貨が増えるという仕組みである。
シーズン1に限らず、各シーズンでは主人公が習得できる新しいスキル・アビリティ、武器・ギア、定住地・ロングシップ・馬・ワタリガラス用のコスメティックアイテムが追加されていくとのことだ。続くシーズン2は2021年3月配信の予定で、戦闘を軸とした新ゲームモード、ヨムスヴァイキング機能のアップデート、定住地での祭典などが追加される。
また2021年には、恒例となりつつある「ディスカバリーツアー」モードも、無料アップデートとして登場。『アサシン クリード オデッセイ』『アサシン クリード オリジンズ』にも搭載された博物館モードだ。各作品の舞台となる場所・時代の歴史・文化を学べる学習教材コンテンツとして作られており、戦闘などは発生せず、じっくりと学習に専念できる。ヴァイキングの歴史・文化を学ぶ好機会となるだろう。
*10月14日に公開されたゲーム紹介トレイラー
ヴァイキングの伝説を追体験できるシリーズ最新作『アサシン クリード ヴァルハラ』は11月10日、PlayStation 4/Xbox One/Xbox Series X|S/PC向けに発売予定。PlayStation 5向けには11月12日に発売される。シーズンパスはゴールド、アルティメット、コレクターズエディションに同梱されるほか、単品での購入手段が用意される。