高難易度ACT『Spelunky 2』最初のエリア「Dwelling」がちょっと簡単になる。「学んで強くなる」魅力をより活かすための調整か


アメリカのインディースタジオMossmouthは洞窟探検ACT『Spelunky 2』におけるファーストエリアの難易度をやや簡単にしたようだ。本作は先月より配信が開始した2Dアクションゲームで、対応プラットフォームはPC(Steam)と、海外向けにPlayStation 4。価格は2050円となっている。
 

 
本作は洞窟内で獲得できるさまざまなアイテムを駆使しながら、トラップを掻い潜って出口を目指すシリーズの最新作だ。洞窟の構造は自動生成され、アイテム配置も遊ぶたびに変わるなどのローグライク要素も搭載。今作では、前作の主人公の娘Ana Spelunkyのほか、Roffy D. Sloth、Margaret Tunnel、Colin Northwardといった新キャラクターがプレイアブルとなっている。

Steamではすでに3000件以上のレビューから「非常に好評」との反響を得ている本作。その根底にあるのは歯応えのある難易度だ。海外IGNは10点満点中10点のスコアで本作を絶賛。「暴力的で笑っちゃうほど難しい」としつつ、それを突破できるだけの学びを得ることができたとき、『Spelunky 2』ほどやりがいがあり無限に魅力的なゲームはないとしている。

その理由としてレビュアーは、本作の難しさがすべてシンプルな原因と結果にもとづいていることを指摘。頑丈な敵や複雑なボスバトルではなく、出現する敵やトラップの挙動を学習することで「次からは」対処可能。多くのいわゆる高難度アクションゲームが反射神経的な記憶に依拠するのに対し、『Spelunky 2』は「予測可能な困難」が「予測できないタイミングで」投げかけられる点に難しさがあると指摘。ユニークな難易度設定であり、だからこそ失敗したときには公正さを、成功したときには満足感を得られると評価している。
 

 
そうした難易度が高評価の基盤となっている本作だが、Mossmouthは最初のエリア「Dwelling」におけるユーザーの不満を改善ポイントとして受け止めているようだ。具体的な対応としては、1-1および1-2面における敵やトラップの出現率を調整すると宣言。実際、追って発表されたパッチノート1.12.1eにおいても「Dwellingにおける敵の出現率を調整した」と記載されている。

『Spelunky 2』の魅力が「判断次第で回避可能な敵・トラップ」であるとすれば、判断の余地がないほどの物量には修正の余地があるだろう。海外掲示板RedditではDwellingエリアの是非を問うスレッドで議論が熱を帯びており、Moleなどの敵の強さやステージ全体の短調さなども改善ポイントとして挙げられている。

『Spelunky 2』はPC(Steam)および海外向けPlayStation 4にて配信中だ。2050円にて入手することができる。