カード家積みADV『Where Cards Fall』PCおよびNintendo Switch向けに来年発売へ。カードで建物を積み、思い出を振り返っていく


アメリカのインディースタジオThe Game Bandは10月20日、『Where Cards Fall』をPCおよびNintendo Switch向けに発売すると発表した。発売時期は2021年初頭。PC版は、SteamおよびEpic Gamesストアにて販売されるという。

『Where Cards Fall』は、パズルアドベンチャーゲームだ。プレイヤーは、何かに行き詰まっているように見える主人公である黒髪の青年を、各ステージのゴールへと導いていく。彼を導くにあたって鍵を握るのが「カード」である。この世界には大きなカードが存在しており、それらを置くことで「家」が建つ。家を建てることで足場を立体的にしたり、あるいは崩したりすることで、ステージの先へ進むことができる。

ステージの合間には、示唆めいた演出が挟まれており、どうやらこれは主人公の「思春期の思い出」であるようだ。ステージとなる舞台はどんどん変化していく。カードを積んで家を建てたり、もしくは崩したり。先へと進みながら、ひとりの男の人生を追体験していくのだ。


『Where Cards Fall』は、2019年9月にApple Arcade独占でリリースされた作品だ。The Game Bandは『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』などの開発に参加したSam Rosenthal氏のスタジオで、そうした作品に携わりながら、あいた時間に本作の制作を進めてきた。やがて、iOS向けにさまざまなアーティスティックなゲームをリリースするSnowmanとの出会いによって開発が本格化。昨年に完成に至ったというわけだ。

優しい色使いで描かれるグラフィックやTorin Borrowdale氏が奏でる静かな音楽、ユニークなゲームシステムなどがすでに好評を博している。Apple Arcadeの独占期間が終わり、PCおよびNintendo Switch向けにリリースされるということだろう。タップ操作が重要な作品であるが、PCやNintendo Switchならば近い操作性が実現できそうだ。

『Where Cards Fall』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/Nintendo Switch向けに2021年初頭に発売予定。Steamストアページでは、日本語に対応していることが確認できる。