インディー開発者のDennis Gustafsson氏は10月17日、現在開発中のアクションゲーム『Teardown』について、10月29日にSteamにて早期アクセス配信すると発表した(日本では時差により10月30日配信)。
『Teardown』は、さまざまな環境の箱庭マップを舞台に、泥棒ミッションに挑むアクションゲームだ。マップ内には盗むべきアイテムが複数配置されており、すべて獲得して脱出ポイントにたどり着けばステージクリア。ただし、最初にアイテムを奪った時点で警報が鳴り、60秒後には警備員がやってきてしまう。アイテムは複数の施設の中など広範囲に点在しており、普通にひとつずつ集めていっても到底間に合わない。そこで、最短ルートを作り出すことが本作の醍醐味となる。
本作の世界はすべてボクセルで構築されており、物理演算に基づきあらゆるオブジェクトが破壊可能。大型ハンマーや銃、爆発物、あるいは車両も駆使して、壁や屋根など好きな場所に穴を開けることができる。また、長い板を使って足場を配置することも可能で、そうしたツールは合わせて10種類用意される予定。マップ画面では、入手すべき各アイテムの場所が示されるため、下見のフェーズであらかじめ独自のルートを作るのだ。
破壊と構築によって最短だと考えるルートができたなら、いざ盗みの開始である。ここでは、壁の穴から飛び出したり屋根に登ったり、あるいは細い足場を走ったりと、正確なアクション操作が求められることだろう。実際に走ったルートはマップ上に記録されるため、クリアタイム短縮を目指してルートを改善するやり込み要素もある。また、ステージにはサブ目標となるアイテムも配置されており、すべて回収して脱出するには無駄の一切ないルートの構築が求められそうだ。
『Teardown』は、PC(Steam)向けに10月30日に早期アクセス配信予定。配信開始時点では、負債を抱えた会社の社員として怪しい人物からの危ない仕事を引き受けるキャンペーンモードの第1章や、自由に破壊を楽しめるサンドボックスモードを用意。そして開発を進める中で新たなステージやツールなどを追加し、およそ1年後の正式リリースを目指すそうだ。