今月8日にシーズン2が開幕したパーティゲーム『Fall Guys: Ultimate Knockout』(以下、Fall Guys)。中世ヨーロッパがテーマとなった今シーズンでは新たなステージが登場。巨大な斧やローラーを避けながら進む「ナイトフィーバー」や足場のブロックを利用して壁を乗り越えていく「ウォールガイズ」などが追加され、ちょっぴりファンタジーな蹴落とし合いがますますヒートアップしている。実装から10日間でひととおり味わったプレイヤーも少なくない中、『Fall Guys』は立て続けに新要素をお見舞いしているようだ。
まず10月16日、新ゲームモードとして「スライムサバイバー」が追加された。こちらは1週間の開催となっており、期間限定のモードの模様。「スライム・クライム」を筆頭に「スライムへの落下」要素が含まれるサバイバル系のショーのみのプレイリストとなっており、「止まるなキケン」「ジャンプ・ショーダウン」が決勝種目となっている。本モードは実装直後、同じミニゲームのみが選ばれ続ける不具合が発生していたものの、現在はすでに解消されている。
さらに直近のアップデートでは、新たに追加された中世ステージ(ナイト・フィーバー/ウォールガイズ/フープ・ループ・レジェンド/エッグ・キャッスル)の出現率が上昇した。これらのショーはせっかく追加されたにもかかわらず、めったに対決にセレクトされないことから不満が寄せられていたという。一方、ストアにニックネーム・ネームプレートが出現する確率は低下させられている。
進化を続けている『Fall Guys』だが、いいことばかりでもないようだ。一部のミニゲームではバグの発生が報告されている。「ジャンプ・ショーダウン」では、本来なら時間経過とともに加速するはずのバーが一定スピードを保ってしまう不具合が発生。当然難易度が下がるため脱落者が出ない状況が続き、ゲームが長期化するとタイムアウトが発生し生存プレイヤー全員にクラウンが与えられるという。
Mediatonicの公式Discordサーバーではすでに、「ジャンプ・ショーダウンにおけるスピードの問題は修正された」とのアナウンスが伝えられている。全員クラウンがもらえるなら一見おいしいバグのようにも思えるが、海外メディアGame Spotによれば「自分が勝つより他人が負けるのを見たいプレイヤーから不満を集めていた」とのこと。
ユーザーの意見に柔軟に対応するMediatonicだが、従来のスパイシーさも忘れていない。かねてより「簡単すぎる」として不人気だった「パーフェクトマッチ」が熾烈なゲームに生まれ変わるようだ。スクリーンに表示される絵柄と同じタイルの上に乗り、落下しないように争う同競技。記憶力が試される一方、『Fall Guys』らしい運要素がほとんど絡まないことから物足りなさを訴えるユーザーが存在していた。
そこで開発陣は、パーフェクトマッチのステージ上に回転するバーを追加。正しいタイルの上に移動したうえで、ジャンプしながら棒を避けなくてはならないアクション要素を新たに盛り込んでいる。こちらはミッドシーズンのアップデートで実装されるようだ。
『Fall Guys』はPlayStation 4/PC(Steam)向けに配信中だ。