『マインクラフト』に公式ミュート機能が導入。新たなスナップショットで特定の相手のチャットをミュートできるように
Mojangは10月15日、Java版(Java Edition)『マインクラフト』のスナップショット、1.16.4プレリリース1を公開した。このバージョンでは、マルチプレイヤー中に特定のプレイヤーによるチャットをミュートする機能が実装される。
1.16.4プレリリース1では、「Social Interactions Screen(ソーシャルインタラクションスクリーン)」が追加された。デフォルトのキー配置で、Pを押すことで呼び出せる画面だ。特定のプレイヤーのチャットをミュートしたいとき、この画面からミュートしたい相手を選択。プレイヤーの横の吹き出しのアイコンにチェックを入れればよい。ゲーム中、そのプレイヤーのチャットは自分の画面には表示されなくなる。デフォルトのJava版『マインクラフト』のマルチプレイヤー、とくに専用サーバーではチャットのミュート機能が(少なくとも分かりやすい方法では)存在しない。
『マインクラフト』開発者のXilefian氏が海外掲示板Redditでコメントを残している。「(ミュート機能は)このスナップショットの時点では100%クライアント側の機能であり、セッションごとのものです。サーバーに入って不快な誰かのチャットを一時的にミュートしたいとき、役に立つでしょう」。スナップショットで実装されたミュート機能は、各自のゲームクライアントからオンにする。サーバーからログアウトするたび、ミュートした情報はリセットされる仕組みだ。
続けてXilefian氏は、「プレイヤーおよび若いプレイヤーの保護者からのフィードバックを大いに歓迎しています」とも。インターネットを介して他者と接していると、厄介な体験をすることもある。『マインクラフト』のマルチプレイヤーも例外ではないだろう。年少の『マインクラフト』プレイヤーを有害なチャットから守る意味でも、ミュート機能は役立つ変更だ。
redditでは、サーバーのスタッフからの注意メッセージなどもクライアント側でミュートできてしまうことを危惧する声も。それを受けてXilefian氏は、サーバースタッフのチャットをミュートするようなプレイヤーは、最初から注意を聞き入れるつもりはないだろうと持論を展開。とはいえ、一理ある意見であるともコメント。現状でも専用サーバー/運営者側は、簡単ではないながらも、コマンドを使うことでミュートされずにメッセージを届けることが可能だと伝えている。
1.16.4プレリリース1のほかの変更点は、ネットワークプロトコルの改善やバグ修正が主な内容だ。また、ネザライト装備のレギンスのテクスチャがわずかに変更される。今回のスナップショットを試すには、Java版『マインクラフト』のランチャーから「起動構成」を開く。バージョンの欄の「スナップショット」にチェックを入れると、「最新のスナップショット 1.16.4-pre1」が出てくるはずだ。プレイボタンを押すとインストールが開始される。このバージョンは開発中のため、データが破損する可能性もある。バックアップを作るか、大事なワールドとは別のデータで試していただきたい。