PlayStation 5のユーザー体験が初公開。新ホーム画面や、ゲームやシステムに素早くアクセスできる「コントロールセンター」などが披露
ソニー・インタラクティブエンタテインメントは10月15日、PlayStation 5のユーザー体験(UX)の一部を初公開した。PS5の新しいユーザー体験では、ゲームやコミュニティと瞬時に繋がりゲームの世界に没入できる、ユーザーを中心に考えた、まさに次世代と呼べる体験を目指したという。
公開された映像では、まずDualSenseワイヤレスコントローラーのPSボタンを押すと表示される新機能「コントロールセンター」を紹介。ゲームプレイ中でも終了することなくオーバーレイ表示される。ここではオンライン中のフレンドを探したり、ダウンロードの進捗の確認、また電源を切るなど基本的な操作が可能だ。
さらにコントロールセンターの上部には、ゲームやシステムとのインタラクションをおこなう「カード」が並んで表示されている。カードには、フォロー中のゲームの最新情報や、撮影したスクリーンショットなどのほか、「アクティビティ」も存在する。これはゲームプレイに関連したさまざまな要素にアクセスするためのもので、映像では『リビッツ!ビッグ・アドベンチャー』を例に紹介している。
同作では、各ステージがそれぞれアクティビティとなっており、カードを選択することでそのステージの進捗率や、まだ達成していない目標、クリアまでにかかる予想時間などが表示。そして、直接その場面へと飛んでゲームを開始できる。また一部のタイトルでは、目標達成のヒントを教えてくれる「ゲームヘルプ」も用意されるという。なお、ゲームヘルプはPS Plus加入者向けの特典となる。
ゲームプレイ中などにお知らせが届いた場合は、PSボタンを押すことですぐに確認可能。フレンドがボイスチャットを開始していれば、そこから参加できる。また「シェアスクリーン」機能によって、フレンドがプレイ中のゲーム映像を表示させることも可能。これもコントロールセンターからアクセスできるそうだ。
コントロールセンターのカードでは、マルチプレイを開始したフレンドの通知も表示。カードから即座にマッチに参加できる。ここではDualSenseのクリエイトボタンを使った、スクリーンショットの撮影と共有方法も紹介。PS5では、スクリーンショットも動画も4K解像度までに対応しているとのこと。また、共有時にメッセージを入力したい場合は、音声入力も可能となっている。
最後に、PS5のホーム画面が紹介された。画面上部にゲームごとのハブが用意され、下にスクロールすればアクティビティや関連ニュース、DLCなどを確認可能。また、PS Storeもホーム画面に統合され、別アプリではなくなった。そのほか、ローンチ時点では米国限定の機能となるが、所有ゲームの公式ニュースやコミュニティ情報などを確認できる「Explore」と呼ばれるハブも、ホーム画面に用意されるという。
なお、今回の映像は開発環境において撮影をおこなったため、発売までに若干の変更が入る可能性があるとのことだ。また、今後もユーザー体験についての情報公開をおこなう予定だとしている。PS5は、11月12日に発売予定だ。