『Rogue Company』人気ゲーム配信者がデザインしたコラボマップが登場。Dr Disrespectの色で染まったアリーナ
【原文 2020/10/15 10:15】
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【原文 2020/10/15 10:03】
パブリッシャーのHi-Rez Studiosは10月14日、『Rogue Company』の最新アップデートを配信し、ゲーム配信者Dr Disrespect氏とのコラボマップとスキンを実装した。新マップは、Dr Disrespect氏がゲーム配信をおこなう際、バックグラウンド映像として流れる豪勢な架空施設を題材とした「The Arena(アリーナ)」。主張が強いDr Disrespectというキャラクターにふさわしく、彼の銅像やホログラム、ポスターなどが貼られまくった情熱的な施設だ。
またコラボスキンとして、操作キャラクターのひとりであるダラス用の「Dr Disrespect Dallas」レジェンダリースキンがゲーム内ストアで販売されている(2000ローグコイン)。ダラスのスキンとはいえ、見た目は完全にDr Disrespectである。別途、Dr Disrespectテーマのエモート・武器ラップ・ウィングスーツ・スプレーがセットになった「Dr Disrespect バンドル」が2000ローグコインで販売中。どこを見てもDr Disrespectが目につくマップと、どう見てもDr Disrespectなスキン。ドックとして親しまれる人気ゲーム配信者を前面に押し出しまくる熱いコラボだ。
さらにアリーナのグランドオープンを記念して、マッププールをアリーナだけに絞った期間限定イベントが開催中。10月中、新マップにて、デモリション、ストライクアウト、エクストラクションという各種ゲームモードを思う存分楽しめる。さらに報酬として、3種類のアチーブメントと、プレイヤーバナーを獲得できる。
アチーブメントのひとつは、The Arenaで2マッチ連続で勝利すると得られる「The Two Time」。そのほか1マッチで10回敵をダウンさせ、1000メートル走り、マルチダウンを奪うと、ドックのキャッチフレーズでもある「Violence Speed Momentum」を解除。グランドオープン中に3種のゲームモードすべてでマッチに勝利すると「Triple Threat Challenge」のアチーブメントが得られ、Dr Disrespect氏の凛々しい姿が描かれた「Triple Threat」プロフィールバナーをアンロックできる。
バナーは新機能としてプロフィール内の「プレイヤーの素性」にて設定できるもの。そのほかバナーの外縁をカスタマイズできるボーダーと、アバターアイコンが選べるようになっている。アバター・バナー・ボーダーの多くは、10月上旬のアップデートで追加されたローグマスタリーの報酬としてゲットできる。
Dr Disrespectテーマのマップ実装は、今年8月に予告されていた。同氏はTwitchから原因不明のBAN措置を受け、しばらく活動を休止したのち、8月に入ってからYouTubeにて活動を再開。8月10日に初の『Rogue Company』配信をおこなった。配信時には「RoguePartner」表記を入れているように、Hi-Rez Studiosとはパートナーシップを組んでいる。そして初配信時から「このゲームのマップを作りたい」と開発陣にラブコールを送り、両者のSNS上でのやりとりがファンの関心を引いた(関連記事)。
一連のやりとりは台本のあるパフォーマンスであったことが、今回のプレスリリースにて明らかになっている。とはいえ、Dr Disrespect氏は元レベルデザイナーであり、その経験や、同氏の個性をフルに活かしたユニークなコラボ企画へと仕上がった。インフルエンサーを用いたプロモーション事例として興味深い。なお今回実装されたアリーナは、当時Dr Disrespect氏が公開していたレイアウト図およびプロトタイプ映像に近い。同氏の原案をもとに、新マップとして磨き上げられていったようだ。
『Rogue Company』は10月1日に基本プレイ無料のオープンベータが開幕した、三人称視点のチーム対戦シューター。対応プラットフォームはPC(Epic Gamesストア)/PlayStation 4/Nintendo Switchで、海外ではXbox One版も配信されている。Hi-Rezタイトルとしてかつてない好調ぶりが報じられており、新たなプレスリリースによるとプレイヤー総数は800万人に至るという。
固有アビリティやロードアウトが異なるキャラクターたち(ローグ)から1体を選び、4対4のチーム戦に挑むゲームであり、コア層寄りのイメージが強い爆破ルールを主なゲームモードとしつつも、よりカジュアルなゲームモードも用意。エコノミーシステムの簡易化を図ったりと、遊びやすくしつつも、しっかりと戦術性やチーム連携を報いるシューターになっている。全プラットフォーム間のクロスプレイとクロスプログレッションにも対応済みだ。