イギリスの人気長寿ドラマ「ドクター・フー」のゲームが2本同時発表。本人演じるドクターに導かれながら謎を解く
イギリスの制作会社BBC Studiosは10月11日、オンライン開催されたイベントNew York Comic Con 2020にて、ドラマ「Doctor Who(ドクター・フー)」を原作とするゲーム作品『Doctor Who: The Edge of Reality』と『Doctor Who: The Lonely Assassins』を発表した。
【UPDATE 2020/10/12 18:55】
携帯ゲーム機向けのタイトルを修正
「ドクター・フー」は、1963年からBBCにて放送されているイギリスの国民的SFドラマシリーズだ。主人公である異星人のドクターが、ポリスボックス型の装置を使い、地球人の仲間と共に時空を旅して人類の危機を救う物語が描かれる。日本では、これまでに一部シーズンが断続的に放送され、現在はHuluにて配信中である。
今回発表された『Doctor Who: The Edge of Reality』は、2019年に発売されたVRゲーム『Doctor Who: The Edge of Time』をもとに再構築した作品だ。ゲームスタジオMaze TheoryとJust Add Waterが共同開発する。新たな世界やモンスター、ゲームプレイ要素を追加し、今度は非VRの一人称視点ゲームとして楽しめる内容となる。
本作では、ドラマをベースにしたオリジナルの物語が用意され、プレイヤーはJodie Whittaker氏演じる13代目のドクターや、David Tennant氏演じる10代目ドクターに導かれ、時間を破壊する宇宙規模の脅威の謎に迫る。なお、ドクターの声はいずれもドラマ版の本人が担当するという。ゲーム内では、ソニック・スクリュードライバーを用いてパズルなどに挑戦。また、ドラマにも登場したダーレクや嘆きの天使などの地球外生命体に遭遇することがあり、バトル要素も存在するとのこと。
『Doctor Who: The Edge of Reality』は、PC/Nintendo Switch/PS4/Xbox One向けに2021年春に発売予定。次世代コンソールでのリリースについても計画されているようだ。
もうひとつの『Doctor Who: The Lonely Assassins』は、Nintendo SwitchおよびiOS/Android向けで、携帯機のゲームプレイを前提にした作品だ。開発はKaigan Gamesが担当。プレイヤーは、何者かが行方不明となり新たな敵が現れるなか、ドラマシリーズの登場人物たちと協力しながら発見した携帯電話の謎を解くことに。そして、2007年に放送されたエピソード「Blink(ブリンク・まばたきするな)」に登場した、ウェスター・ドラムリンズ邸で起きている不吉な出来事の真実に迫っていくことになるという。本作も2021年春に配信予定だ。
なお、『Doctor Who: The Edge of Reality』も『Doctor Who: The Lonely Assassins』も、日本語への対応やコンソール版の国内発売の有無については現時点では不明である。