PS4などで親しまれた録画再生デバイスnasneが再発売へ。SIE協力のもと、バッファローが継承

 

バッファローは10月7日、録画再生デバイスnasneを発売すると発表した。発売時期は2021年春。かつてnasneを販売していたソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)協力のもと、「継承」というかたちで再販されるようだ。

nasneは、ネットワークレコーダー&メディアストレージだ。自宅のネットワークにnasneをつなぐことで、PlayStation製品やスマートフォン、タブレット、PCなど、さまざまな機器にて、テレビ放送や録画番組が楽しめる。家の中でも外でも、コンテンツ視聴が可能だ。特にPlayStationデバイスとの連携が充実しており、PS4などにアプリtorneをインストールしておくと、直感的な操作による録画や視聴や、マスコットキャラのトルネフとの楽しげな会話が楽しめた。

SIEは2019年6月に、nasneの出荷終了を発表。後継機を発表することもないと語っていた。PS向け録画ハードとして長きにわたり愛されてきたこともあり、惜しまれる区切り宣言でもあった。しかしながら、はれて今回の継承計画が発表された。バッファローは、さまざまなデバイスを発売するハードウェアメーカー。ネットワークアタッチトストレージやHDDレコーダーなども販売する大手メーカーのひとつ。


SIEのプラットフォームプランニング&マネジメント部門部門長の西野秀明氏は、バッファローからnasneが発売されることについて「ストレージおよびNAS製品のプロフェッショナルであるバッファロー様から発売いただけること、大変嬉しく思います」とコメント。「nasneユーザーの皆さまの買い増し、買い替えのニーズにも応えられるものと期待します」とも語っている。バッファローならば任せられるという、期待が垣間見える。

バッファローから発売されるnasneにおいてももちろん、torneに対応するとのこと。ただし「torne」オンラインサービスおよび「torne」アプリケーションの対応機種については、現在検討中だという。PS5などに連携するチャンスもあるということだろう。詳細については公式ホームページにて告知していくようなので、続報を楽しみにしておこう。


国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)