『Apex Legends』明日実装のパッチノート公開。パスファインダーのグラップリングは「クールタイム変動制」に、レイスの「忍者走り」も廃止など

『Apex Legends』新たなパッチノート公開。クロスプレイベータの実施や限定モードの実装、またレジェンド・武器に向けたバランス調整がおこなわれる。

Respawn Entertainmentは10月6日、『Apex Legends』の新たなパッチノートを公開した。日本時間の明日10月7日より開催予定の期間限定イベント「Aftermarket」に向けたアップデート内容が明かされている。同イベントの開催にあわせては、クロスプレイベータの実施や限定モードの実装、またレジェンド・武器に向けたバランス調整もおこなわれる。

「Aftermarket」では、ついにクロスプレイベータが実施。PC(Origin)/PlayStation 4/Xbox One間において、プラットフォームの垣根を超えたマルチプレイが楽しめるように。クロスプレイ機能はデフォルトで有効となっており、プレイヤーは設定を変更せずとも他機種ユーザーとパーティーを組むことが可能(Xbox One版のみ本体側の設定が必要)。もちろん、同機能はオフにすることもできる。フレンド登録についてもゲーム内でおこなえるようになり、プラットフォームを問わずユーザー名を検索・追加。さらにボイスチャット機能も実装される。クロスプレイベータを通じては、イベント中にユーザーからのフィードバックを収集するとのことだ。

期間限定モードとしては、回復にスポットを当てた「Flash Points」が登場。同モードでは、キングスキャニオンの各所に球体型の特殊なゾーンが出現。ゾーン内にとどまることで、ヘルスおよびシールドが自動回復していく。一方、回復アイテムのドロップは一切なし。さらにレプリケーターのラインナップからは、医療キットが削除。代わりにフェニックスキットがクラフト可能となるようだ。また、リングが常に収縮するルールも採用されており、積極的なエリア移動が求められるだろう。ゾーン内では戦闘の熾烈化が予想されるため、ゾーンの発生場所は迅速に把握していきたい。


今回のイベント開催にあわせては、レジェンド・武器に向けたバランス調整も実施。まずはレジェンドについて。変更内容は以下のとおりだ。

・ランパート
―ミニガンにおける弾丸収縮のスピードが上昇

・ブラッドハウンド
―アルティメット発動中における戦術アビリティのクールタイムが6から8秒に延長

・パスファインダー
―グラップリング発動のクールタイムが“パスファインダーが移動した距離”で変動

・レイス
―ダッシュ時のアニメーションが変更

・クリプト
―ドローンでの保管庫の開錠が可能に(保管庫の鍵は必要)

・ローバ
―アルティメットおよびパッシブアビリティの効果範囲が拡大(3100ユニットから4500ユニット)
―マッチ開始時のアルティメットのチャージ量が50%に変更

中でも注目すべきは、パスファインダーの調整についてだろう。これまで35秒のクールタイムが設けられていたグラップリング。その時間はグラップリングでの移動距離に応じて変動する仕様になるようだ。つまり、遠距離にフックを引っ掛けて移動すると、それに応じてクールタイムも伸びるということ。最短10秒から、最長35秒のあいだで変動するようだ。シーズン5にて、15秒から35秒へと大幅にクールタイムが増加したグラップリングであるが、プレイヤーからさまざまな意見を受けた結果、折衷案として今回の調整を施したとのこと。また、グラップリング操作の得手不得手によって生じる、パスファインダーの性能差を縮める調整でもあるようだ。

また、もうひとつ目立った調整として、レイスのダッシュアニメーションの変更が挙げられる。レイスのダッシュ時のアニメーションといえば、両腕を後ろに伸ばし、背中を丸め、空を切り裂くように走る姿が特徴的。一方で開発元は、背中を丸めるモーションを問題視していたようだ。というのも、レイスは比較的ヒットボックスの小さいキャラクター。そのうえ背中を丸める動作が含まれると、よりヒットボックスが小さくなってしまう。こうした現象はレイスに意図しない優位性を与えるとして、今回開発元は該当のモーションを変更するに至ったようだ。


次に武器の調整について。内容は以下のとおり。

・ディヴォーション
―腰だめ射撃時および、射撃中の弾丸の広がりが増加

・スピットファイア
―ディヴォーションと同様の弾丸拡散率へと変更
―水平方向の反動が減少

・トリプルテイク
―発射速度が1.4から1.3に減少

今回武器については目立った変更点こそないものの、ディヴォーションとスピットファイア、LMG武器のコントロールが若干難しくされた点は見ておきたい。もとより弾数の多さがひとつの強みである両武器であるが、シーズン6開始時には反動面での強化が図られていた。今回の調整は、そうした強化によって薄れつつあった“LMGらしさ”を一部戻すためのものなのかもしれない。

そのほか、今回のアップデートでは、QoL面も大幅調整。大きな変更点としては、デスボックスおよび地上にドロップしている進化シールドの戦利品画面に、蓄積された与ダメージ数が表示される点が挙げられる。この機能により、アーマーの取捨選択がこれまで以上に快適になるだろう。また、チームメイトが必要としているアイテムかどうかを判別できるインジケーターが戦利品画面に表示されるように。ほかにも、自身の名前を伏せる匿名機能の追加や禁止区域に入った際の範囲外タイマーの仕様変更など、さまざまな部分に調整が施されている。各種バグの修正内容も含め、詳細はこちらの公式パッチノートを参照してほしい。


期間限定イベント「Aftermarket」は、日本時間の明日10月7日開始予定。コレクションイベントということで、レジェンド・武器ごとに特色あるスキンも大量に追加される。またスーパーレジェンドには、コースティック向けの黄金ハンマーが登場。新イベントでは衣替えも楽しんでいこう。

Nobuya Sato
Nobuya Sato

最近Apexにハマり始めた人。幾度となく倒されながら高ランク帯を目指す。でも疲れる時もあるよね。その時はソロ専用ゲームをちょっとプレイして寝ます。

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