Hi-Rez StudiosのCEOであるStewart Chisam氏は10月4日、『Rogue Company』の1日間のプレイヤー数が、同社販売タイトルの歴代記録を更新したと発表した。『Rogue Company』は10月1日に基本プレイ無料のオープンベータテスト段階に突入。間口を広げてから初めての週末を迎え、Hi-Rez Studiosにとっての最高瞬間風速を記録したようだ。10月5日にはさらに25%記録を伸ばし、同社販売タイトルの過去記録を50%も上回るという好調ぶりを示した。
Hi-Rez Studiosはこれまでに『SMITE』『Paladins』『Realm Royale』など、ジャンルの異なるさまざまな作品を開発・販売。『Rogue Company』はそれらの作品を超え、同社の看板タイトルになり得る兆しを見せた。同作は今年7月に有料の早期アクセス販売を開始しており、10月1日のオープンベータ開始時点で総プレイヤー数は200万人以上(gamesindustry.biz)。オープンベータ開始以降には、さらに250万もの新規プレイヤーが集ったという。
『Rogue Company』はPC(Epic Gamesストア)/PlayStation 4/Nintendo Switch向けに配信されている三人称視点のチーム対戦シューター(海外ではXbox One版もあり)。固有アビリティや武器のロードアウトが異なるキャラクターたち(ローグ)から1体を選び、4対4のチーム戦に挑む。爆撃、索敵、狙撃、支援、フランカーなど、各ローグの得意分野をうまく活かし、チームを勝利へと導くのだ。日本語にも対応。
ゲームモードは、爆破ルールのデモリション、中立地点を奪い合うエクストラクション、リスポーンありでカジュアルめに遊べるストライクアウトなど。リスポーンなしの爆破ルールを軸としつつ、遊びの幅を持たせている。ベータ段階ながら土台が仕上がっており、目新しさはないものの堅実なスルメ型TPSとして遊べる。有料の早期アクセス開始時から手堅い評価を得ており、7~8月にかけてはTwitch視聴者数ランキングでも上位に顔を覗かせていた。
なお課金要素は、ゲーム内ストアでのスキン(衣類品やエモート)購入と、ローグのアンロック。後者に関しては有償ゲーム内通貨だけでなく、マッチを遊ぶことで得られる無償ゲーム内通貨でもアンロック可能だ。
開発を担当するのは、Hi-Rez Studios傘下のFirst Watch Games。Hi-Rezのベテラン開発者のほか、Blizzard Entertainment、Daybreak Game Company、Electronic Arts、Vicarious Visionなど、著名スタジオで経験を積んだスタッフが集っている。Hi-Rez Studiosにとって最高のスタートを切った『Rogue Company』。新しいローグやマップ、期間限定ゲームモードなど、今後もアップデートが継続される予定であり、さらなる発展が期待される。
*NinjaやDr Disrespect、CouRageなど著名ストリーマー陣がスポンサード配信をおこなっている。Dr Disrespectにいたっては、『Rogue Company』用のマップ制作に着手しているほどだ(関連記事)