『Apex Legends』パスファインダーの「とてつもなく長いジップライン」を張れるバグが長い。開発陣もびっくり

 

Respawn Entertainmentの開発者が『Apex Legends』で発見されたバグに反応し、注目を集めている。10月2日、待望のクロスプレイベータ開始時期がアナウンスされたばかりの本作。新たな期間限定モード「Flash Point」を目玉とした10月イベントも告知され盛り上がりを見せる中、システムの不具合をついた奇妙なバグも発見されているようだ。

海外掲示板Redditには「パスファインダーのいちばん長いジップ」との映像が投稿されている。ここでいうジップとは彼のアルティメットアビリティ「ジップラインガン」のことだ。ターザンロープのように使えるケーブルを発射・設置できる技で、遠距離に射出し高低差を無視して高速移動できる。有利なポジションの確保や不利な戦線からの離脱に効果的なアビリティ。もちろん無限にラインを張れるわけではなく、その有効範囲にはある程度の制限が存在する。

ところが投稿者はその限界を突破できるグリッチを発見してしまったようだ。利用するのはマップに設置されたジャンプタワー。垂直に高く飛び上がることで一気に遠くまで移動するのに使えるギミックだが、投稿者はジップラインガンをジャンプタワー頂上のバルーンを狙って射出している。するとどういうわけか、上空に向かって放たれたジップラインは水平方向に伸び、通常よりはるかに長い距離に設置することができてしまうのだ

映像は大きな反響を呼び、開発陣も気づく事態となったようだ。本作のセキュリティ担当HideoutsことConor Ford氏は「ちょっと待って、何事?」と驚愕のリアクション。ゲームデザイナーを務めるDaniel Zenon Klein氏は「これ以上ゲームを壊さないで、もうバグをいっぱい抱えてるんだから」と悲鳴を上げている。デベロッパーにとっても盲点となるバグだったようだ。戦慄するKlein氏だが、「バージョン6.1のパッチノートはまもなくです」ともコメント。どうやら今回の不具合は迅速に取り除かれそうな見込みだ。

パスファインダーといえば先月、運営側から「強化の可能性」をほのめかす出来事があった。Twitterにて荒らしユーザーがガセの強化情報を流した際、本作プロデューサーJosh Medina氏がわざわざ反応を返し「彼はもうすぐ愛を受けるよ」とコメントしたのだ。かねてより「グラップルのチャージ時間ナーフ」「調査ビーコンを使える唯一のレジェンドではなくなる」など不遇な目に遭ってきたパスファインダー。ご陽気ロボがバグでないかたちで寵愛を受け取るのはもう少し先のことになりそうだ。