荒野の浮遊都市シム『Airborne Kingdom』12月17日Epic Gamesストアにてリリースへ。バランス注意の空飛ぶ王国で建築と探索の無限サイクル

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インディースタジオのThe Wandering Bandは10月1日、都市建設シム『Airborne Kingdom』の発売日が12月17日となることを発表した。対応プラットフォームはPC/Mac(Epic Gamesストア)で、価格は2580円。

『Airborne Kingdom』は、砂漠の上の不思議な浮遊都市を建設するシミュレーションゲームだ。空中楼閣を徐々に拡大し、人々が暮らす環境を広げていこう。リソース管理が重要となる一方、本作では探索要素も鍵となる。砂漠に埋まったロストテクノロジーを発見することで、都市に役立てるのが重要な任務なのだ。

できたばかりの王国は、小さな塔がひとつあるだけのごく狭い土地でしかない。食糧・水といった資源がHUDに表示されているほか、まずは住民の数に対する住居の不足に直面するだろう。建築のためには木材が必要だ。普通のマネジメントゲームなら人員を直接森へ派遣して伐採するところだが、プレイヤーが率いるのは空飛ぶ人々。まずは地上の森林に着陸するための飛行機が必要となるため、最初に建てるのは格納庫になるだろう。本作では格納庫の飛行機の台数=稼働できる労働力ということになる。


遠くの森林に飛行隊を派遣したら、追いかけるように王国も森林の方へ移動しておこう。距離を縮めることで人員の往復がずっと効率的になる。なおかつ国を動かすことで新たな資源の産地を発見することにもつながるのだ。飲み水を確保できるオアシスや浮力の動力源となる石炭など、採集するべきものはいくらでもある。集落を見つけたときは取り引きしだいで新たな労力を確保することも可能だ。とりわけ重要となるのが大きな地上の王国との接触である。資源を交易したり、失われた技術の設計図を手に入れたりできるほか、クエストを受けて友好関係を築くこともできる。各地に散らばる国々との同盟を結び、大きな帝国を作り上げることがゲームの最終目的のひとつとなる。

探索をどんどん進めてひたすら拡大したいところだが、建築を進めるとどうしてもある問題に直面する。浮遊王国で重心を考慮せずに建物を作ると国全体が「文字どおり」傾いてしまうのだ。必要な施設を付け足し、バランスをとるためにもう片方にも建築し、資源が足りなくなったので調達に向かい、移動した先で新たな施設の設計図を見つけ……という建築と探索のループが本作の肝となる。


国が大きくなると重心バランスだけでなく、全体の重量に耐えるだけのパワーも必要となってくるだろう。浮力を支えるプロペラや移動時の推進力を増す櫂は、アカデミーと呼ばれる施設で設計図を研究することでアンロックされていく。このほかヘルスセンターや信仰の場所など、住民の暮らしを助ける施設も数多く用意されているようだ。

『Airborne Kingdom』は12月17日、PC/Mac(Epic Gamesストア)向けに2580円で発売予定だ。

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