Naughty Dogは9月26日、『The Last of Us』フランチャイズのファンイベント「The Last of Us Day」を開催。作中にて感染爆発が発生した日として、昨年まで「Outbreak Day」との名称で祝っていたものだ。今年は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、イベント名を変更しての開催となった。同日にはPS4用アバターやテーマ「浜辺」の無料配信、ボードゲームの制作発表、ジョエルとエリーの1/9スケール・フィギュアなど、さまざまな関連情報・製品を発表。そうした一連の情報発信の中で、『The Last of Us Part II』のキャラクターを使ったユーモラスなGIF集「The Reacts of Us Part II」を公開した。
Naughty Dogは普段から、Twitter公式アカウント上でオリジナルのGIFを多用している。『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』『アンチャーテッド 古代神の秘宝』といった過去作のプロモーション時にも活用していたが、2020年に入り、『The Last of Us Part II』関連の情報発信が増えてからはGIFの使用回数が増加。徐々におふざけ度も上がり、エリーやジョエルがゲーム内では絶対に見せないお茶目な姿を披露していった。多くは元ネタがあり、実用しやすい内容となっている。今回GIPHYでまとめられたGIF集は、Naughty Dogが実際に使ってきたGIFを一箇所にまとめたものだ。
*以下、閲覧時の通信量負担考慮しGIFへのリンクのみ掲載
・ジョエル the 塩振りおじさん
2017年に塩振りおじさん/Salt Baeとしてネットミーム化したヌスレット・ギョクチェ氏を元ネタとしたGIF。普段のジョエルからは想像のつかないセクシーな塩振り具合。ワイオミング州ジャクソンでの平穏な生活に慣れて余裕ができたのだろうか。一体何肉を調理しているのだろう。
・アビーの筋肉を活かした名シーン再現
元ネタGIF
【UPDATE 2020/09/30 21:00】上記リンクの遷移先URLが同じものになっていたため修正
映画「プレデター」の有名なムキムキ握手シーンを元ネタとしたGIF。『The Last of Us Part II』版では、筋肉質なアビーとオーウェンの2人が同シーンを再現。なお余談ながら「The Last of Us Day」ではアビーのコスプレガイドが公開された。GIFのシーンを再現するにあたっては、アビーの筋トレガイドもほしいところだ。
・NBAの名インタビュー再び
NBA屈指のポイントゲッターである、ヒューストン・ロケッツのジェームス・ハーデン選手。そんな同選手が2015年、試合後インタビューの去り際に見せた仕草を切り抜いたGIFを元ネタとしている。インタビュアーの質問に「おいおい、言わなくても答えはわかっているだろ」と目で答えながら静かに去っていくハーデン選手を真似たジョエル。その髭は、ハーデン選手のトレードマークである長髭ほど長くはないものの、去り際の首の傾け具合やポーズをしっかり再現している。背景としてスタジアムのアセットを使うこだわりぶりも。
・ドタバタ喜びの舞い
90年代に人気を博した海外コメディドラマ「となりのサインフェルド(Seinfeld)」の1シーンを用いた、有名GIFを元ネタとしている。休暇から帰ってきたエレインというキャラクターをみんなで祝い、愉快なステップを踏むという場面だ。『フォートナイト』のダンスエモート(大喜び)としてオマージュされていたりと、元ネタを知らなくとも、その軽快なステップ自体は知っているという方は多いだろう。
『The Last of Us Part II』版のGIFでは、エリー、ディーナ、ジェシーの3人が同シーンを再現。ゲーム内では絶対に見られない絶頂の喜びぶりだ。ここにジョエルが加われば、元ネタどおりキャラ4人での歓喜シーンになるのだが……それは叶わぬ願いなのだろう。
・何が起きたんだ!
これまた海外コメディドラマ「コミ・カレ!!(Community)」の1シーンを元ネタとしたGIF。仲間と一緒にアパート内で楽しいひと時を送っていたところ、ドナルド・グローヴァーが演じるトロイが宅配ピザを受け取りに部屋を出る。ほんの一瞬部屋を出ていただけなのに、戻ってきたら怪我人&火事発生という大惨事。そのカオスぶりからGIFとしても映え、有名な場面となった。『The Last of Us Part II』版のGIFでは、ピザを抱えて嬉しそうに戻ってきたエリーが、火のついたシャツをぐるぐる振り回すジョエルら一行による、驚愕の光景に目を見開く様子が描かれる。元ネタのあるGIFの中では、比較的『The Last of Us Part II』の世界で起きてもおかしくない(?)シーンかもしれない。
Naughty Dog版GIF(オーバーなリアクションを見せる観客/ジョエル)
Naughty DogのGIFには、こうした海外ドラマを元ネタとしたものが多い。そのほか、「Thriller」のPVでポップコーンを食べるマイケル・ジャクソンをエリーに置き換えたGIFや、「Australia’s Got Talent」のプロモーションで使われた「豪快なリアクションを見せる観客」を模したジョエルなど。こうしたネットミーム系のGIFでは、ゲーム内でお目にかかれないオーバーな表情を浮かべるキャラクターたちの姿を楽しめる。開発チームのアニメーション技術および表情豊かなエリーやジョエルを堪能したい方は、Naughty DogのGIF集をチェックしておこう。