インディースタジオのBithell Gamesは9月22日、カードゲーム『The Solitaire Conspiracy』をPC向けに発表した。日本語表示に対応し、10月7日に配信する。同スタジオは『Thomas Was Alone』や『Volume』『Subsurface Circular』『John Wick Hex』などの開発元として知られ、本作は実験的な小規模作品として制作中だという。
『The Solitaire Conspiracy』は、トランプを使ったカードゲーム「ソリティア」のゲームルールのひとつ「Streets and Alleys」をアレンジした作品だ。物語要素が存在し、使用するトランプはダイヤやスペードなどの代わりに、登場各勢力が割り当てられている。そして、絵札にはそれぞれのメンバーが描かれ、また特殊なスキルを有していることが特徴となる。
Streets and Alleysは、左右に4つずつ積まれた山からトランプを引き、それぞれの種類のエースからキングへと順に中央のスペースに並べ、すべてのカードを並べることができればクリアというゲーム。次に並べられるカードがなくなった場合は、別の山に移して1枚下のカードを引くことができる。ただし、移す先の山にあるカードのひとつ少ない数字でなければ、移すことはできない。
本作もこうしたルールに準じているが、先述したスキルによって新たな戦略性がもたらされている。たとえば、別の山にカードを移す場合に、少ない数字であればどのカードでも移せたり、移した先の山にあったカードをすべて別の山に飛ばしてしまったり。絵札のカードには、特に強力なスキルが用意されているようだ。
本作では、世界屈指の諜報機関であるProtegoが破壊され、誰も信用することのできない陰謀が渦巻くなか、離散した諜報員たちを掌握するという近未来を舞台にした物語が展開される。キャンペーンモードでは、海外のゲームイベントにてホストを務めることも多いGreg Miller氏が演じる、ProtegoのアナリストJim Ratioに導かれながらのゲームプレイとなる。また、自らの所属絵札とスキルを選択してプレイするスカーミッシュや、制限時間内でクリアを目指すカウントダウンといったゲームモードも楽しめるとのことだ。
『The Solitaire Conspiracy』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)向けに10月7日配信予定。本作のゲームルールの詳細については、今後発表するとのことである。