オールインワン型VRヘッドセット「Oculus Quest 2」発表、価格は3万7100円から。国産タイトルを含め対応VRゲームも発表


Oculusは9月17日、オールインワン型VRヘッドセット「Oculus Quest 2」を発表した。10月13日発売予定で、価格は64GB版が3万7100円、256GB版が4万9200円。本日から予約受付を開始する。

「Oculus Quest 2」は、2019年に発売された「Oculus Quest」の後継機種だ。PCを必要とせずスタンドアローンで利用できるオールインワン型VRヘッドセットであり、「Oculus Linkケーブル」を利用することでPC向けのVRコンテンツも楽しめる。製品にはVRヘッドセットとTouchコントローラー2個のほか、充電ケーブルなどが同梱される。

SoCには、QualcommのVR/AR向けチップセットSnapdragon XR2を新たに採用し、RAMは6GB。前機種の2倍の処理性能を実現した。そしてディスプレイは、解像度が片目1832×1920で、リフレッシュレートは最大90Hz(発売後のアップデートで対応)。こちらも前機種を上回るスペックを誇り、解像度に関しては1.5倍に強化。それでいてヘッドセットの重量は10%減となる。このほか、Touchコントローラーのデザインをより手に馴染むよう刷新し、トラッキングの最適化も実施。前モデルと比べ4倍の電池持続時間を実現したとのこと。

対応するVRゲームタイトルも多数発表されている。『Star Wars: Tales from the Galaxy’s Edge』や『Sniper Elite VR』『Jurassic World Aftermath』『Pistol Whip: 2089』といった新作のほか、PC VR向けで人気を得た『Asgard’s Wrath』や『Stormland』『Lone Echo』などが登場予定。パズルアドベンチャーゲームの名作『Myst』も名を連ねている。

また、『スペースチャンネル5 VR あらかた ダンシングショー』や『Rez Infinite』『Kizuna AI – Touch the Beat!』『リトルウィッチアカデミアVR ほうき星に願いを』といった日本発のタイトルも特集されており、これらのタイトルはOculus Quest 2の発売に合わせ同時配信される。Oculusは、日本のメーカーに対しては長期的に投資していくとしており、今後も『パズルボブル』や『ALTDEUS: Beyond Chronos』など多数のタイトルが控えているとのことである。

*『アサシン クリード』と『スプリンターセル』のVR向け作品も発表。

「Oculus Quest 2」は10月13日発売予定。公式サイトのほか、Amazonやビックカメラ、ヤマダ電機、ヨドバシカメラ、ゲオでも販売される。製品のさらなる詳細は公式サイトを確認してほしい。