終末世界メトロイドヴァニア『HAAK(荒野のハーク)』Steamにて早期アクセス配信開始、日本語にも対応。レトロ風味のポストアポカリプス2Dアクション

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パブリッシャーのLightning Gamesは9月16日、2Dアクションゲーム『HAAK(荒野のハーク)』を早期アクセス配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語字幕とインターフェースに対応。9月23日までセールを実施しており、定価1520円のところ15%オフの1292円で入手することができる。また本作は追って、Nintendo Switch/iOS/Androidでもリリースされることが伝えられている。


『HAAK』はメトロイドヴァニア要素を取り入れた2Dアクションゲームだ。舞台となるのは人口危機により荒廃した未来。かろうじて生き延びた人々は南部に新たな都市「サンホー」を形成し、殺伐と暮らしていた。打ち捨てられたビル群をさすらう主人公ハークは、行方不明の兄を探している。ある廃墟で拾った通信端末から語りかける謎の協力者「Tr8」とともにポストアポカリプスの世界で探索を進めるのだ。

ハークの主力となるのがエネルギーフックによる攻撃だ。少し離れた敵をエイムできる中距離用の武器で、ステージの仕掛けを作動させるのにも重要な鍵となる。ステージ上の端末でお金を払って長さや発射速度をアップグレードさせることも可能だ。ただしフックといってもレーザー状の武器のため、直線的な動きに慣れるにはやや時間がかかるかもしれない。ハークはジャンプ中にエネルギーフックを放つことも可能で、連射するほど対空時間が延びる。なるべくジャンプを駆使して敵より高いポジションをとり、フックを撃つときは2発以上連射してとどめを刺すことを意識するといいだろう。


サブ武器の斬撃はリーチが短いがフックよりも出が早い。ダウンした敵にラッシュを叩き込むときや、スピードアクションでとっさに壁を破壊する際に効果的だ。序盤は戦闘よりも、プラットフォーマー(足場から足場への飛び移りといった移動アクション)に苦戦するプレイヤーがいるかもしれない。最初のステージでもタイミングがシビアな場面や、新しく手に入れた能力に慣れる前から駆使することを迫られる一幕も。ある程度は死にながら覚えることを念頭にトライを重ねよう。

本作を開発するのは中国広東省に拠点をおくBlingame。従来はゆるキャラ系アプリを制作してきたが、今回は打って変わって硬派な未来世界を描く。作中の廃墟にも漢字看板などアジアンテイストが散りばめられており、終末世界系ゲーム群でも独特のレトロな存在感を放っている。表題の『HAAK』は広東語で「黒」を示す音で、本作のノワールなアートスタイルを象徴しているそうだ。また「hack」ともかけられており、ゲームが進行するにつれハークはハッキング能力も身につけていく。開発陣によれば、今後は劇中の選択肢によって物語が変わるマルチエンディングを実装したいとのこと。結末については早期アクセス配信中のフィードバックをもとに考えていきたいと語っている。


『HAAK』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中で、日本語に対応。9月23日まで15%オフの1292円で購入可能だ。また今後はNintendo Switch/iOS/Androidに対応を予定している。

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