インディー開発者のTerry Cavanagh氏は9月14日、現在Steamとitch.ioにて販売中のデッキ構築型ローグライクゲーム『Dicey Dungeons』向けに、最新アップデートVersion 1.9を配信した。これにより、本作が日本語表示に対応している。
『Dicey Dungeons』は、サイコロの姿に変身させられてしまったキャラクターとなり、自動生成されるダンジョンを潜っていくローグライクゲームだ。ダンジョンではユニークな敵が多数登場し、さまざまな効果を持つカードと、ランダムに振られたサイコロを組み合わせて戦う。たとえば出目が敵へのダメージ量になったり、カードの効果を発動させるために特定の出目が求められたり、あるいはサイコロを振り直すカードのようにキャラクター独自のものも存在。敵もまたカードとサイコロで攻撃し、またキャラクターによって特定の属性に強いなどの特徴があるため、手持ちのカードとサイコロを戦略的に使って倒すのだ。
本作においては、2019年8月の配信開始以前から日本語に対応予定であることが発表されていたが、延期の末に今回ついに実装された。ローカライズは架け橋ゲームズが担当している。本作には、非常に多くの種類のカードが登場。1枚1枚に書かれた文字数は多くはないが、カードの効果や各キャラクターの特性などを正しく理解していないとバトルでのミスに繋がってしまう。ショップでカードを購入したり、デッキを構築する際のことを考えても、今回の日本語化によって非常にプレイしやすくなったと言える。
今回のアップデートでは上述の日本語対応のほかに、ゲームプレイの改善を実施。たとえば、主人公キャラクターのひとりである魔法使いが使用できる魔法や、発明家が得られるガジェットのプレビューが可能となり、またカードにサイコロを重ねると効果の説明が対応するものに更新されるようになった。ボーナスラウンドには9つのリミックスルールを追加。すべての敵がボスに変化したり、ターンが回ってきた際に装備スロットを変化させるものなどがあるという。このほか、200種類以上のバグ修正をおこない、Mod用のAPIを最終バージョンである1.0にアップデートしている。詳細はパッチノートを確認してほしい。
『Dicey Dungeons』は、PC(Steam/itch.io)向けに配信中。本作の今後については、Nintendo Switchおよびモバイル向けの移植が決定している。配信時期は2020年内の予定