PC版『ロケットアリーナ』Prime Gaming会員向けに無料配布中。人口減に悩む3対3ヒーローシューター、起死回生のきっかけとなるか

PC版『ロケットアリーナ』Prime Gaming会員向けに無料配布中。『ロケットアリーナ』は2か月前に発売されたばかり。人口減に悩む3対3ヒーローシューター、起死回生のきっかけとなるか。

ライブ配信プラットフォームTwitchは9月11日、Prime Gaming(旧Twitch Prime)会員向けに、PC版『ロケットアリーナ』の無料配布を開始した。配布期間は10月10日まで。EAのOriginにて利用できる製品コードとして提供され、コードの有効期限は11月9日までとなっている。なお、Prime GamingはAmazonプライム会員の特典のひとつであるため、同会員はTwitchアカウントを紐づけることで本作を入手可能だ。


『ロケットアリーナ』は、インディースタジオFinal Strike Gamesが開発し、EAが販売する三人称視点のヒーローシューターである。渓谷や海辺、船上、古代神殿などさまざまな環境のマップを舞台に、個性的なヒーロー達による3対3のバトルが可能。マップには高低差があり、ロケットジャンプを駆使した立体的な戦いが特徴となる。

現時点で11体登場するヒーローキャラクターは、それぞれ特徴の異なるロケットランチャーをメイン武器とし、さらにサブ・特殊能力も持つ。そうした能力を活かしながら、敵をアリーナ外にノックアウトさせたり、ロケットボールと呼ばれるアイテムを確保し敵のゴールに決めたり、あるいは宝箱やコインの獲得を目指すなど、複数のゲームモードでの対戦を楽しめる作品だ。

*新マップや特別なゲームモードなどを追加するイベントが9月22日まで開催中。

本作は、PC版に加えPS4/Xbox One版が今年7月14日に配信開始。それからわずか2か月でPC版が無料配布されることとなったが、7月末には大幅な価格改定もおこなっており、当時注目を集めた。もともとは3000円ほどで販売されていたところ、5分の1の約600円まで引き下げられたのだ。

Steam版の同時接続プレイヤー数を見てみると、配信開始当初から3桁台と伸び悩み徐々に減少。そして価格改定によって1000人越えを果たすも、その後は100人以下で推移している状況である(Steam Charts)。本作はクロスプレイに対応するが、Steamのユーザーレビューや掲示板では人口の少なさを指摘する声が聞かれる。またメディアレビューでは、分かりやすいゲーム性によってすぐに楽しめると評価する面がある一方で、戦略性が乏しく魅力が持続しないなどネガティブな指摘も多い。いまいち盛り上がりに欠けるゲーム内容が、プレイヤー人口にも現れているようだ。


今回のPrime Gamingでの無料配布は、こうした状況を変えるきっかけとしたい意図があるのかもしれない。本作はシーズン制を採用しており、新たなイベントも展開中。新たなプレイヤーを得て、さらに開発を進め改善をおこなう中で、巻き返すことができるのか注目される。

ロケットアリーナ』は、Prime Gaming会員向けに10月10日まで無料配布中。PS4/Xbox One版が販売されているほか、サブスクリプションサービスEA Play向けにも提供されている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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