Sci-Fiニッポン妖怪譚『Blind Fate: Edo no Yami(エドノヤミ)』2021年発売へ、日本語にも対応。盲目のサイバーサムライとして暗闇を探り、幕府の正義を示せ

101XPは9月10日、横スクロールアクションゲーム『Blind Fate: Edo no Yami(エドノヤミ)』の新たなトレイラーを公開した。『Blind Fate: Edo no Yami』はダークSFの世界観で日本を描くアクションゲームだ。

パブリッシャーの101XPは9月10日、横スクロールアクションゲーム『Blind Fate: Edo no Yami(エドノヤミ)』の新たなトレイラーを公開した。対応プラットフォームはPC(Steam/101XP.com)およびPlayStation 5/Xbox Series/PlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switch。Steam版は日本語字幕とインターフェースに対応し、2021年リリースを予定している。

『Blind Fate: Edo no Yami』はダークSFの世界観で日本を描くアクションゲームだ。サイボーグと機械に支配された暗黒のニュー・エド時代を舞台に、プレイヤーは盲目のサイバーサムライ「ヤミ」の戦いを体験することとなる。

ヤミは視覚で世界を認識することができない。代わりに彼の人工的な感覚器官が、周囲の熱・振動・音波などを絶えず集積。脳にアップロードし続けることで自身がおかれた環境を描き出しているのだ。しかしヤミが知覚する情報は、すべて過去に放たれた痕跡にすぎない。家だと思っていたものは実は瓦礫かもしれないし、そこに壁があるかどうかさえわからない。橋があると認識しても、それが今この瞬間も架かっているかは定かではないのだ。見えるものが信じられないのと同様に、見えないところから命を狙う影も迫る。ゲームでは知覚と実体のギャップをうまく把握して立ち回ることが重要となるのだろう。


神秘とロボットの国、日本は妖しくもメカニカルな住民で満ちている。電脳の神やバイオニックサムライ、ロボットの妖精に禁欲主義のAIなど、神秘的でサイバネティックなキャラクターと出会うことになるという。もっとも危険な相手が血に飢えた機械生物、「妖怪」である。あるときは繁茂する森に、あるときは呪われた村に、そしてまたあるときはネオンまたたく摩天楼の影に跋扈する邪悪な存在だ。その討伐こそ、ヤミが将軍より授かった絶対の使命。片腕にカタナを、もう片腕にハンドキャノンを携え、ハイスピードなコンボで敵を抹殺するのだ。知覚が制限された中で、剣戟と銃撃を交えた歯応えのある戦闘が展開することだろう。

本作の開発を手がけるのはスペインのデベロッパーTroglobytes Games。今年4月には、寄生生物として人類を蹂躙するローグライトシューター『HyperParasite』をリリースし、Steamで非常に好評との反響を得ている。『Blind Fate: Edo no Yami』ではさらにSci-Fi路線を洗練させつつ、ジャパネスクのフレーバーも取り入れ新たなチャレンジに挑む。エッジの効いた世界観が活きる硬派なゲームに期待を寄せたいところだ。


『Blind Fate: Edo no Yami』はPC(Steam)およびPlayStation 5/Xbox Series/PlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switchにて配信予定。リリース時期は2021年を予定している。

Yuki Kurosawa
Yuki Kurosawa

生存力の低いのらくら雰囲気系ゲーマーです。熾烈なスコアアタックや撃ち合いを競う作品でも、そのキャラが今朝なに食ってきたかが気になります。

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