クライムノワールFPS『Fallen Aces』発表。 犯罪都市で敵を殴り飛ばすグラフィック・ノベル風シューター


New Blood Interactiveは9月7日、FPS『Fallen Aces』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ノワールコミック調のグラフィックで描かれるレトロ風FPSだ。発売時期については近日登場となっている。


『Fallen Aces』の舞台は、汚職や陰謀が渦巻く犯罪都市Switchblade Cityだ。本作は街の守護者であるA.C.E.S.が敵を葬ってゆく様子を描く。3Dのステージと、コミック調の2Dの敵で描かれるFPSである。本作を開発するのは、Trey Powell氏とJason Bond氏の2人。物語は3つのエピソードで構成され、数十のステージが登場するという。ノンリニアなレベルデザインも本作の特徴だ。投げもので敵の注意を引いてステルスで進めることも、正面突破で豪快にいくこともできる。レトロを志向しつつ、攻略には隠密など複数の選択肢がある。


『Fallen Aces』は近接攻撃のバリエーションも豊富なタイトル。素手や鉄パイプで敵を殴り、ゴミ箱を投げつけ、ナイフで喉を切り裂く。胸ぐらをつかんで殴った敵ギャングが、豪快に吹き飛んでいく。ときには敵を電車へ蹴り飛ばしてとどめを刺すなど、街にあるものすべてを武器として利用するのだ。逆に敵の近接攻撃は防御したり、回避することもできる。ギャングたちは気絶したり、股間を殴られると苦悶の表情を浮かべてひるむなど、リアクションも多数用意されているようだ。トミーガンやピストルといったノワールな世界に欠かせない飛び道具も、もちろん登場する。

コミック調のイラストを手がけるのは開発者のひとり、Trey Powell氏である。同氏による手描きのカットシーンは、それぞれのキャラクターに声があてられフルボイスで演出される。さらに『Fallen Aces』のサウンドトラックは、実際のバンドによる演奏を録音して制作された。バンド演奏による、本物の鍵盤や管楽器、弦楽器が使われたサントラにも耳を傾けてみる価値がありそうだ。


『Fallen Aces』はPC(Steam)向けに、近日登場予定だ。