新作アクションRPG『Holomento』は、『ゼルダの伝説 BotW』の“ハイラル城の再建”を夢見て作られている。多様化するインスパイアゲーム

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ゲーム開発者Sean Weech氏は、現在開発中の『Holomento』の映像を公開。その中で、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(以下、ゼルダの伝説 BotW)』から受けた影響について明らかにした。同氏は『ゼルダの伝説 BotW』を好んでいるものの、ハイラル城の仕様については不満がある模様。同作では、敵の手に落ちているハイラル城。禍々しいオーラをまとっており、ラストダンジョンであり決戦の場所にもなる。このハイラル城を踏破すればクリアへと至る。その関係で、城が再興された姿を拝むことができない。城を再建できない仕様は、Weech氏にとっては落胆であったようだ。そして同氏は最終的に、敵の手に落ちた城を再建する要素を、自分のゲームに導入したようだ。

『Holomento』は、PC(Steam)向けに開発中のアクションRPG。プレイヤーはEventide Hollowなる渓谷を舞台に冒険していく。プレイヤーは、旅人となりHollowの地を探索する。『Holomento』の特徴は、ローグライク要素が取り入れられている点。主人公となる旅人はそれぞれ異なる使命と目的を持っているという。敵にやられてしまうとそのキャラが消滅するパーマデス形式を採用。しかし彼らがたどった足取りは、数世代にわたり受け継がれていくそうだ。開拓した道や、投資した街、拡大した博物館。かつて旅人たちが貢献した軌跡は、ゲーム内に残されていくのだ。

個人プロジェクトとして制作されている本作であるが、Weech氏は大の任天堂ファン。そうした影響もあってか本作は、『ゼルダの伝説 BotW』の影響を受け作られている。ビジュアルから戦闘システム、フィールドデザイン、そしてサウンドまで『ゼルダの伝説 BotW』の影響を感じさせる。そして城においても、影響を受けているという。


本作では、まずダンジョンとして登場する城であるが、クリアしたお城ダンジョンは投資をすることでなんと栄えていく。城についてはビルドツールにてエディットできるようで、石を取り除いたり木を植えたりすることが可能で、投資を続けていくことで、禍々しかった城は賑やかな城下町へと発展する。投稿された動画では、紫のオーラをまとった城が、美しく変わっていく姿が映し出されている。確かにハイラル城をヒントにしていることがうかがえるだろう。

『ゼルダの伝説 BotW』から影響を受ける作品は、最近になりその数を増やしつつある。インディーゲームとしては、『Pine』に『Decay of Logos』、『Windbound』などがあげられる。『Decay of Logos』や『Windbound』については、野心にシステム面が追いついておらず、調整不足が指摘され評価を落としている。独自の要素を打ち出せていないことも、両作に共通する点だ。一方で、『Pine』は種族間の対立などをベースとし、一定の評価を獲得。また発表当初はその類似性が指摘されていた『クラフトピア』や『原神』は、『ゼルダの伝説 BotW』から影響を受けながらも独自の方向性を打ち出しており、インスパイアに収まらないブランディングが進められている印象だ。

『Holomento』は、ローグライク要素や世代間の引き継ぎという要素を取り入れている。銃器や魔法を導入しつつ、ドッジロールを駆使し戦うダイナミックな戦闘システムも持ち味になりそうだ。ハイラル城から影響を受けた城仕様も含め、任天堂のオープンワールドゲームの影響を受けつつ、しっかりと考えながら参考とする要素を取捨選択しているようだ。やりごたえのあるゲームとして作られている一方で、短時間でゲームをクリアできるようにも作られているという。そうした点も、“ハイラル城要素”と言えそうだ。『ゼルダの伝説 BotW』のインスパイアゲームも、多様化しつつあることがうかがえる。


『Holomento』は、PC(Steam)向けに2021年第2四半期に早期アクセス配信予定。開発者であるSean Weech氏が、大手IT会社に務めながら空き時間に作っている。2020年12月にはKickstarterにて資金を募る予定とのことで、完成まではまだしばらく時間が必要になるだろう。

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