動物保護団体PETAから狩猟ゲーム『Hunting Simulator 2』へ「銃をカメラレンズに取り替えよ」との要請。『あつ森』もダメならハンティングは言語道断

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大自然の中で狩猟を楽しむハンティングシム『Hunting Simulator 2』。同作に対し、存在価値そのものを揺るがす物言いがつけられているようだ。相手は動物保護団体PETA(People for the Ethical Treatment of Animals)。数々の“クレーム芸”に定評のある団体がまたひと騒ぎ起こしている様子である。

PETAフランス支部は『Hunting Simulator 2』パブリッシャーNaconの会長/CEOであるAlain Falc氏に手紙を送付し、「ゲーム中に登場する銃器を望遠レンズに取り替え、野生動物の写真を撮るゲームに作り替えてほしい」との要望を送ったという。「娯楽の機会はいくらでもあるのだから、たとえバーチャル世界であっても生き物を撃ち殺すことでスリルを得るのはほとんどサイコパスじみています」と、PETA副会長Mimi Bekhechi氏は語る。「Naconはゲーム内の銃器をCanon製レンズに取り換えることで、『Hunting Simulator 2』のプレイヤーを自然の救世主・賛美者に生まれ変わらせ、動物への暴力美化を止めなくてはなりません」。

PETAがビデオゲームにクレームを送りつけるのは定番の“パフォーマンス”として知られている。直近の例では『あつまれ どうぶつの森』にも抗議の声を上げており(関連記事)、「釣りや昆虫採集は自然界に有害」「タヌキは狩猟の被害者なのでたぬきちには優しくすべき」と独自の観点で切り込んでいた。一方で文面からはちゃっかり同作をやり込みまくっている様子がにじみ出ており、どこかシュールな笑いも誘う。エクストリームな自論を展開するPETAの物申しは、話題を集めて団体の活動を知らしめる宣伝活動としての目的が強い。かつて「タヌキマリオは、マリオがタヌキの皮を剥いだ結果だ」との弁を展開したときも、そのかたわらでは「諸問題に注意してもらうための、楽しいジョーク」であるとうそぶいていた(関連記事)。

『Hunting Simulator 2』に対する言いがかりもそうした冗談まじりの色が強いといえるだろう。というのも日本語ではわかりにくいが、動物を「撃つ=shoot」という単語は一方で「写真を撮る」という意味合いもある。いうなれば「致命傷のベストショットをを狙うより、映え写真のベストショットを」というダジャレが、「銃をレンズに」という要請の真意といえるだろう。ネット上でも今回の件については「いつもの」という空気が漂っており、「本当に『Hunting Simulator 2』に撮影機能が実装されたら楽しそうだね」「お前ら『ポケモンスナップ』が好きなんだろ」と茶化す声がある。

『Hunting Simulator 2』の対応プラットフォームはPC(Steam)/Xbox Oneおよび海外向けにPlayStation 4。海外Nintendo Switch版の発売も予定している。日本語インターフェースにも対応しており、価格は4750円だ。大自然の美しさや狩猟犬との交流を通じ、動物保護に思いを馳せてみるのもいいだろう。

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