“Devil May Quake”なレトロFPS『ULTRAKILL』Steam早期アクセス配信開始。スタイリッシュにコンボを決める爽快シューター


パブリッシャーのNew Blood Interactiveは9月4日、『ULTRAKILL』のSteam早期アクセス配信を開始した。通常販売価格は2050円で、9月8日までのプロモーション期間中は20%オフの1640円で購入できる。同作のプロローグを遊べる無料デモ版も配信中だ。日本語は非対応。

『ULTRAKILL』は、公式が「Devil May Quake」と謳う、スタイリッシュかつスピーディーなレトロFPS。『Quake』のスピード感と、『デビル メイ クライ』のコンボメカニックを取り入れた作品と言える。開発を担当するのは、個人開発者のArsi “Hakita” Patala氏。


本作の世界では人類が滅亡し、地球に残ったのは血を燃料として動く殺戮マシーンだけ。地上の生物を狩り尽くした二足歩行兵器たちは、さらなる血を求めて地獄へと向かう。プレイヤーはそんな殺戮マシーンの一体となり、地獄に潜む死者やデーモン、そしてほかのマシーンたちを倒しながら最奥部を目指す。血を燃料とするマシーンは、敵の返り血を浴びることで体力を回復する。攻撃こそが最大の防御。ジャンプ、壁蹴りジャンプ、ダッシュ、空中ダッシュ、スライディング、空中からのスラムと、自身の機動力を活かして動きまわり、アグレッシブに攻めるのだ。

攻めの姿勢を促すもうひとつのメカニックが、『デビル メイ クライ』風のスタイリッシュランク。間を空けずに敵を倒し続け、ダブルキル、爆発キル、四肢破壊といった技術点を稼いでいくことで、スコアとランクを上げていく。スライディングやジャンプによって一時的に入手スコア倍率を上げることも可能。ステージクリア時点でのクリア時間、キル数、スタイルスコア、リスタート回数によって、最終的なランク/ポイントが決まる。慎重に攻めてもよし、激しく動きまわって高得点を狙うもよし。いろんなプレイスタイルを試せるゲームだ。


使用武器はリボルバー、ショットガン、ネイルガンなど。それぞれ通常攻撃と特殊攻撃があり、特殊攻撃はポイントを消費することで、新しい種類のものをアンロックしていく形式となっている。リボルバーであれば、チャージショットや、投げたコインに銃弾を当てることで弾道をそらし敵の急所に打ち込む特殊攻撃がある。ショットガンであれば、爆撃ショットや、精度が落ちるかわりに散弾の威力が上がる特殊攻撃が用意されている。

本作はアシストモードも搭載。オートエイムや敵のシルエット表示化のほか、「メジャーアシスト」なる項目が設けられている。メジャーアシストを有効化すると、ゲーム速度・被ダメージといったパラメーターを細かく調整可能。うまく攻略できない場合は、ゲームに慣れるまでアシスト機能を活用してみるというのも手だろう。ただしメジャーアシスト有効時は「パーフェクト」ランクを達成できなくなる。


本作のキャンペーンは、プロローグとACT1~3から構成されており、早期アクセス開始時点ではプロローグとACT1の合計15ステージ分(別途、シークレットミッションが3ステージ分あり)が実装されている。難易度は5段階。通常のキャンペーン以外には、エンドレス・サバイバルモード「The Cyber Grind」も収録。その名のとおり、サイバー空間にてウェーブ形式で次から次へと押し寄せる敵を倒していくモードだ。

今後の対応としては、2021年の終わりまでにACT2~3を完成させ、正式リリースを迎える予定。コンテンツが追加されていくにつれて、販売価格も上がっていく。本稿執筆時点でSteamユーザーレビューの99%が好評という愛されぶりの『ULTRAKILL』。Steamにて早期アクセス配信中であり、本作のプロローグを遊べる無料デモ版もダウンロード可能だ。