デベロッパーのPsyonixは9月3日、車サッカーゲーム『ロケットリーグ(Rocket League)』の基本プレイ無料化に合わせておこなうシステム変更のうち、シーズンとランクについて解説。この中で、PlayStation 4/Nintendo Switch版におけるオンラインプレイについて、PlayStation PlusとNintendo Switch Onlineへの加入は不要になることを明らかにした。
通常PS4/Nintendo Switchにてオンラインプレイをするには、PS Plus/Nintendo Switch Onlineに加入することが必須となっており、本作についても現時点では同様。ただし基本プレイ無料タイトルの場合、無料で始められるという点を尊重するためか、加入なしでプレイできることが多い。たとえば『フォートナイト(バトルロイヤル)』もそのひとつだ。この夏に基本プレイ無料化する『ロケットリーグ』も、同じく加入せずともオンラインプレイを楽しめるようになる。
なお今回の発表では、Xbox One版については触れられていない。上に例に挙げた『フォートナイト』の場合、Xbox One版では依然としてXbox Live Goldに加入する必要があるため、『ロケットリーグ』でも基本プレイ無料化後も同じ仕様となるのだろう。この辺りはプラットフォームホルダーごとのポリシーの違いと言えそうだ。
『ロケットリーグ』の基本プレイ無料化にあたっては、トーナメント機能やチャレンジ要素の改修がおこなわれ、またプラットフォームを超えてゲームの進捗を同期できるクロスプログレッションを導入予定。そして今回、シーズンとランクに関する情報が公開された。
本作には、いわゆるバトルパスであるロケットパスが導入されているが、現時点ではシーズンと必ずしもスケジュールが一致していない。基本プレイ無料化後はこれを合理化し、ロケットパスとシーズン、そして新たなトーナメント機能が同じスケジュールで進行するよう調整するとのこと。またロケットパスにその都度番号を振ることを取りやめ、シーズンに付随する要素となる。
ランクについては、現在はGrand Championが最高位となっているが、さらに上位のランクを追加する。まず、現状のGrand ChampionをGrand Champion 1に置き換え、Grand Champion 2とGrand Champion 3を上位に追加。そして最高ランクとして新たにSupersonic Legendを用意する。これらのランクのプレイヤーは、シーズン終了時にそれぞれの報酬を獲得可能だ。
一方で、中位以下のランクについては“ソフトリセット”をおこなうとのこと。これは基本プレイ無料化によって新規プレイヤーが増えることを見越しての調整であり、おおむねGold IIIあたりにスライドさせることで、下位ランクを新規プレイヤーのために空ける目的があるようだ。
このほか、新規プレイヤー向けの新たなチュートリアルやチャレンジの導入、クイックチャットの種類や低難易度Botの追加などもおこなわれる。また、現状のRocket IDに紐づくフレンドリストは、Epic GamesアカウントのEpic Friendsへと移行し、引き続き本作にて利用できるようになる。
『ロケットリーグ』は、PC/Nintendo Switch/PS4/Xbox One向けに配信中。この夏に基本プレイ無料化し、同時にEpic Gamesストア向けにも配信開始。一方でSteam版は配信終了する予定だ(アップデートなどのサポートは継続される)。