マフィア経営シム『City of Gangsters』発表。禁酒法時代に酒と酒場を大量生産、あらゆる犯罪に手を染めて街を支配せよ


パブリッシャーKasedo Gamesは8月28日、マフィア経営シム『City of Gangsters』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。2021年のリリースを予定している。開発を担当するのは、タワービルディングシム『Project Highrise』で知られるSomaSimだ。


『City of Gangsters』の舞台は1920年、禁酒法が施行されたアメリカ。バーや酒場が閉店し、酒造業や蒸留所から音が消えた街にプレイヤーは訪れる。大いなる野望を抱きつつ、マフィアのリーダーとなってゼロから犯罪組織を築き上げる。あらゆる犯罪によって金を生む生産ラインを築き上げ、組織を徐々に拡大。ライバルとなる違法生産業者や犯罪組織を蹴落とし、やがてはブラックマーケットを牛耳って街を支配するのだ。


資金を生む手段として、手始めに酒造ビジネスをスタートさせる。原材料の供給元を探しだし、蒸留器を稼働させて蒸留酒を作成。夜間営業のもぐり酒場に配達して利益を上げるのだ。より利益率の高い高価な酒を作るために、新たな技術を学ぶのもいいだろう。外国から密輸入する事も経営拡大に繋がる。

ビジネスのかたわら、犯罪組織の拡大も重要だ。酒造、配達、密輸には多くの人手が必要。潤沢な報酬を与え、信頼できるメンバーを増やしていく。ビジネス拡大につれて、利益をねたんで邪魔するものも現れる。仲間を武装させ、金の流れを守ろう。ライバルどもの首根っこを放してはならない。

ブラックマーケットでは金と同様、社会的信用とコネを得ることも欠かせない。名のある人物に恩を売り、自らの評判を高め、新たな友を増やしていく。組織を嗅ぎまわる警察や連邦捜査官には賄賂を渡し、穏便に事を進めよう。また自身のビジネスだけでなく、地元民たちの商売の世話もしてやるといい。縄張りの治安を安定させれば、収益が安定し、組織のさらなる成長と拡大の土台となる。


本作のパブリッシャーであるKasedo Gamesは、『トロピコ』シリーズや『ポートロイヤル3』などをパブリッシングしたKalypso Mediaのデジタルサブレーベルだ。開発を手がけるSomasimがリリースした『Project Highrise』は、ライトなビルのインフラ管理が支持を受け、Steamで投稿された2000件を超えるユーザーレビューも84%が好評となっている。リリース後、さまざまな拡張コンテンツを展開しているのも高評価の証といえるだろう。本作にも、前開発作で培ったシミュレーション要素のノウハウが活かされていることに期待を寄せたい。

マフィア経営シム『City of Gangsters』は、Steamにて2021年リリース予定だ。ストアの対応言語に日本語は含まれていないものの、ストアページの説明は日本語。SomaSimの過去作と同じく日本語対応に期待できるかもしれない。